株式会社マイクロシミュレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役:木村 吉政)は、生成AIを活用したAI採点システム「testus(テスタス)」において、新たに化学式の自動採点機能の提供を開始しました。

これまで「testus」は、記号・マーク式・記述式問題に加え、帯分数や連立方程式から微分積分まで、幅広い数式の自動採点に対応してきました。今回のアップデートにより、元素記号・化学式・同位体表記などを含む答案についても自動採点が可能となり、理科教員の採点業務をさらにサポートできるようになりました。

開発の背景 化学の答案では、原子の種類や個数、電荷、質量数など、複数の要素を正確に読み取り、それぞれの関係性を踏まえて判断する必要があります。特に化学式では、文字の位置関係などによって意味が変わるため、従来のデジタル採点システムでは、文字認識および自動判定の難易度が高い領域でした。

「testus」はこの課題に対し、化学式を単なる文字列としてではなく、意味のある構造データとして解析するアプローチを採用しました。これにより、元素の種類、原子の個数、イオンの電荷、同位体の質量数などを構造的に捉え、化学式を含む答案の自動採点を実現しました。

新機能の特長 1. 化学式を「構造」として理解 答案中の化学式を意味表現に変換し、原子の種類、質量数、イオンの電荷、原子の個数などの要素を構造的に解析します。見た目の一致だけでなく、化学的な意味に基づいて正誤を判定します。 2. 化学式を含む多様な解答形式に対応 元素記号・化学式・同位体表記など、従来は自動採点が難しかった化学分野の答案にも対応しました。中学校・高等学校の理科における定期テストや入試問題の採点を幅広くサポートします。 3. 採点設定も直感的にわかりやすく 正答として設定した化学式は、通常の文字列ではなく添字や電荷を含む実際の表記で表示されるため、添字・電荷・同位体表記などを見た目で確認しながら設定できます。 4. 既存機能と組み合わせて一気通貫で利用可能 記号・マーク式・記述式・数式問題の自動採点、採点基準の自動生成、個別フィードバックといった「testus」の既存機能と組み合わせて利用できます。

今後の展開 今後は、電子式や各種反応式への対応も視野に入れています。化学反応式、半反応式、化学平衡に関する式など、より高度な化学分野の答案にも対応できるよう機能拡張を進めます。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 製品・サービス:testus