LIFEFUND代表白都卓磨氏と楓工務店代表田尻忠義氏の対談セミナーは満足度100%(n=15名、満足以上)を記録した。

令和6年に厚生労働省が発表したところによると、建設業の高卒者3年以内離職率は43.2%であり、業界平均値38.4%約5ポイント上回る深刻な状況であり、採用しても定着しないサイクルは工務店経営の大きな課題になっています。

株式会社LIFEFUND(静岡県浜松市、代表取締役:白都卓磨)は、こうした構造的な課題に対して「採用に頼るのではなく、AI・DXと組織の仕組みで突破する」という実践を続けてきました。全社員でのAI学習を3年継続した結果、売上1.6倍・社員数1.3倍・実質賃金4%アップ(※1)を実現。その知見を業界に還元するために、2026年6月9日(火)にZoomウェビナー「これからの10年、生き残る工務店の条件は『AI・DX』と『人が育つ仕組み』」を開催しました。

当日は、離職率9%・社員満足度94%を誇るアイニコグループ株式会社(楓工務店)代表取締役・田尻忠義氏をゲストに迎えた対談形式で、AI・DXと人材定着の実践が語り合われました。

※1)正社員全員の年間休日を110日から120日へ引き上げることで実質賃金4%アップを達成

▶ 出典:株式会社LIFEFUND「10年で売上13倍の建設会社が、年間休日120日に踏み切った理由」

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000160136.html

今の建設・工務店業界に突きつけられている3つの数字

建設業が直面する人材問題は、複数の指標が同時に悪化するという複合的な危機です。

① 採用できない

2026年時点で建設技術者の有効求人倍率は6.82倍(建設技能工は6.00倍)と、全産業平均をはるかに上回る水準が続いています。1人の求職者に対して7社近くが競合しているのが現状です。

▶ 出典:株式会社船井総合研究所「2026年最新 建設業界の人材採用の振り返りと今後の動向・展望」

URL:https://www.hc.funaisoken.co.jp/blogs/column/column07

② 採用しても定着しない

建設業の高卒新入社員が3年以内に離職する割合は43.2%(令和3年3月卒業生・新規高卒就職者)

5人未満の小規模事業所では離職率がさらに高く、「入れて育てて辞められる」というサイクルが経営体力を削り続けています。

▶ 出展:厚生労働省 新規学卒者の離職状況調査

URL:https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001318959.pdf

③ DXも進んでいない

株式会社ANDPADが2025年12月に建設業従事者2,000名を対象に実施した調査では、「活用予定なし」と回答した層が47.3%に上ります。採用・定着の解決策になりうるはずの生産性向上施策が、多くの工務店でまだ実現できていないのが実情です。

▶ 出典:株式会社ANDPAD「建設業界のAI活用実態を独自調査」(2025年12月調査 n=2000)

URL:https://andpad.jp/news/20260212

この3つの課題を「仕組みで突破してきた」経営者が、今回のセミナーの登壇者です。

登壇者紹介

白都 卓磨(株式会社LIFEFUND 代表取締役)

静岡県浜松市を拠点に注文住宅・リフォーム・不動産・AI教育事業を展開。年商27.1億円、年間114棟。全社員70名以上でホリエモンAI学校 建築校を通じたAI学習を継続した結果、売上1.6倍・社員1.3倍の成長と実質賃金4%アップを実現。AI活用を人事評価と連動させることで社員が自律的に活用する文化を醸成した、建築業界AI活用の実践経営者。

田尻 忠義(アイニコグループ株式会社・楓工務店 代表取締役)

2007年に楓工務店を設立。奈良・大阪広域エリアで工務店を核に10事業を展開し、創業時6名だった組織を現在149名まで成長させた。離職率9%・社員満足度94%という数字は、DXと組織の仕組みが連動したとき何が起きるかを示す実証事例。工務店向け採用支援サービス「BoxJob」も手がける。

対談ハイライト

対談する両社長が共通して「人への投資」「再現性」「仕組化」を訴える。AIもDXも組織の仕組みの上に成り立つ。

<第1部: なぜ今工務店に「AI・DX」と「組織の仕組み」が必要なのか>

LIFEFUND代表の白都卓磨氏はセミナーの冒頭で、AI・DXへの投資の本質をこう語りました。

「私がAIに投資するのは、人に投資するためです。AIが業務を担ってくれれば、社員が本当にやりたい仕事に時間を使える。その結果として賃金も上げられる。AIは人を豊かにするツールです」

採用市場の競争率が6倍超になった今、採用コストを上げて戦い続けるより、いまいる社員の生産性と定着率を高める——LIFEFUNDが実践してきたのはその考え方です。

楓工務店代表の田尻忠義氏も同じ視点を共有します。

「採用できないのは構造的な問題。今いる人が長く働き続けられる会社をつくることが唯一の答えだと思っています」

<第2部: 「人が育ちやめない仕組み」の裏側——ゲスト・田尻忠義氏が語った実践事例>

白都氏が「DXで再現できる組織をつくる哲学が近い」と話すのが田尻氏です。「再現できること」「誰がやっても同じ結果が出ること」——この考え方が、AI・DX導入とも根っこでつながっています。田尻氏が成長の過程で確立してきた組織づくりの核心が、当日公開されました。

採用段階でミスマッチをなくす

採用面接で「あなたはうちに何をしに来ましたか?」というプレゼンを応募者に求める独自プロセス。自分の言葉で目的と意欲を語れる人だけを採用することで、入社後のミスマッチを排除しています。

離職の本当の原因を数値で把握する

「社員が辞める本当の理由は、経営者が考えている理由とほぼ違います」。社員満足度の定期測定を続け、94%という水準を維持することで、組織の状態を常に数値で経営判断に活かしています。

仕組みがあれば規模が変わっても崩れない

10事業・149名規模を離職率9%で維持できているのは、個人の頑張りではなく仕組みの力です。白都社長はこの点を「LIFEFUNDでAI・DXに取り組んできた目的と同じ」と受け止めたと話しています。

<第3部: 明日から使えるDXの始め方——「困り事200個」から始める仕組み化>

白都氏が提唱するDX導入のファーストステップは、テクノロジーではなく「困り事の棚卸し」です。

Step 1:現場の困り事を200個集める

社員全員から「日常業務で困っていること」を出してもらうと、200個の課題が浮き上がります。これがAI・DX活用の起点になります。「何から始めるかわからない」という最大の壁は、実はこの作業を飛ばしていることから生まれています。

Step 2:業務フローに落とし込む(形式知化)

集めた課題を「誰でも再現

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:イベント
  • 製品・サービス:組織コンサルティング / 採用支援サービス「BoxJob」