RNA修飾酵素METTL5が骨形成を支えるしくみを解明~国際共同研究により、骨形成異常に関わる抗酸化制御機構を発見~
九州歯科大学の古株彰一郎教授らによる国際共同研究グループは、RNA修飾酵素METTL5が骨芽細胞の抗酸化機能を維持し、正常な骨形成を支えるメカニズムを解明した。METTL5の欠損はOSER1タンパク質の産生低下を招き、酸化ストレスによる骨形成不全を引き起こす。抗酸化物質NACの投与で症状が一部改善することも確認され、骨形成不全の新たな治療法開発への応用が期待される。
📋 記事の処理履歴
- 📰 発表: 2026年6月1日 14:00
- 🔍 収集: 2026年6月1日 14:27(発表から27分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 14:42(収集から14分後)
公立大学法人九州歯科大学の生化学分野の古株彰一郎教授が責任著者の一人として参画する国際共同研究グループは、中国・四川大学華西口腔医院のQuan Yuan教授らとともに、RNA修飾酵素METTL5が、骨をつくる細胞を酸化ストレスから守り、正常な骨形成を支えていることを明らかにしました。本成果は、METTL5関連疾患や骨形成不全の病態理解を深め、抗酸化制御を標的とした新たな治療法開発につながる可能性があります。本研究成果は、2026年5月8日付で、医学・生命科学分野の国際学術誌 JCI Insight に掲載されました。
【本研究発表のポイント】
METTL5を欠損したマウスでは、体が小さく、骨量と骨形成能が低下する。
METTL5は、OSER1タンパク質の産生を制御して、骨芽細胞の抗酸化機能を維持する。
METTL5欠損により、骨芽細胞の抗酸化能が低下し、酸化ストレスに弱くなる。
抗酸化物質N-アセチルシステイン(NAC)の投与により、METTL5欠損による骨形成異常が一部改善される。
【研究の内容と成果】
九州歯科大学 生化学分野の古株彰一郎教授が責任著者の一人として参画する国際共同研究グループは、RNA修飾酵素METTL5が骨形成に果たす役割を調べました。METTL5を欠損したマウスを解析したところ、正常なマウスに比べて体が小さく、骨量も低下していました。詳しく調べると、骨を壊す細胞には大きな変化がない一方で、骨をつくる骨芽細胞の働きが弱くなっていました。このことから、METTL5がなくなると、主に「骨をつくる力」が低下することが分かりました。さらに、METTL5が欠損すると、OSER1というタンパク質が十分につくられなくなり、細胞を酸化ストレスから守る働きも低下していました。最後に、抗酸化物質であるNACを投与したところ、METTL5欠損による細胞の抗酸化機能や骨形成能が一部回復しました。これらの結果から、METTL5はOSER1の産生を支えることで、骨芽細胞を酸化ストレスから守り、正常な骨形成を維持していることが明らかになりました。
【本研究発表のポイント】
METTL5を欠損したマウスでは、体が小さく、骨量と骨形成能が低下する。
METTL5は、OSER1タンパク質の産生を制御して、骨芽細胞の抗酸化機能を維持する。
METTL5欠損により、骨芽細胞の抗酸化能が低下し、酸化ストレスに弱くなる。
抗酸化物質N-アセチルシステイン(NAC)の投与により、METTL5欠損による骨形成異常が一部改善される。
【研究の内容と成果】
九州歯科大学 生化学分野の古株彰一郎教授が責任著者の一人として参画する国際共同研究グループは、RNA修飾酵素METTL5が骨形成に果たす役割を調べました。METTL5を欠損したマウスを解析したところ、正常なマウスに比べて体が小さく、骨量も低下していました。詳しく調べると、骨を壊す細胞には大きな変化がない一方で、骨をつくる骨芽細胞の働きが弱くなっていました。このことから、METTL5がなくなると、主に「骨をつくる力」が低下することが分かりました。さらに、METTL5が欠損すると、OSER1というタンパク質が十分につくられなくなり、細胞を酸化ストレスから守る働きも低下していました。最後に、抗酸化物質であるNACを投与したところ、METTL5欠損による細胞の抗酸化機能や骨形成能が一部回復しました。これらの結果から、METTL5はOSER1の産生を支えることで、骨芽細胞を酸化ストレスから守り、正常な骨形成を維持していることが明らかになりました。
よくある質問
METTL5とはどのような酵素ですか?
RNAに化学修飾(m6A修飾)を加える酵素で、タンパク質合成装置であるリボソームの機能調節に関与しています。
METTL5が欠損すると骨にどのような影響が出ますか?
骨芽細胞の抗酸化機能が低下し、酸化ストレスに弱くなることで、骨量低下や成長障害を引き起こします。
OSER1の役割は何ですか?
細胞が酸化ストレスに対応する際に重要な役割を果たすタンパク質であり、METTL5によって産生が制御されています。
今回の研究で骨形成不全の改善可能性は示されましたか?
はい、抗酸化物質であるN-アセチルシステイン(NAC)を投与することで、骨形成異常が一部改善することがマウス実験で確認されました。
この研究成果はどこに掲載されましたか?
医学・生命科学分野の国際学術誌『JCI Insight』に2026年5月8日付で掲載されました。