MINASE、日本刀の玉鋼と輪島塗が融合した提げ時計の最高峰コレクション

MINASEが日本刀の玉鋼と輪島塗を融合させた最高峰の提げ時計コレクションを発表。
新製品NQ 45/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年3月31日 20:00
  • 🔍 収集: 2026年4月1日 13:39(発表から17時間39分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月22日 01:18(収集から491時間39分後)

協和精工株式会社(以下KYOWA、本社:秋田県雄勝郡羽後町林崎字三ツ盛34-1、代表取締役:鈴木 豪)が製造・販売する時計ブランドMINASEは、2026年4月、日本が世界に誇る伝統工芸である輪島塗の蒔絵、ならびに日本刀の歴史を継承する刀匠とのコラボレーションによる最高峰コレクションとして、提げ時計「アサギマダラ」および「鳳凰」を発表いたします。

また、2026年4月14日よりスイス・ジュネーブにて開催される「WATCHES AND WONDERS 2026」の期間中、ジュネーブのBeau-Rivage Genève(ボー・リヴァージュ・パレス)1階スイート127号室において、本コレクションを初公開いたします。

Timeless Japanology(タイムレス・ジャパノロジー)

どこの国に行っても、技術が均一化しているせいか場所の特殊性を感じられなくなっています。日本でしかつくれないものとは、日本人の中に連綿と受け継がれる感覚を呼び覚ますものであってほしい。建物と庭をつなぐ間、朽ちていく美、細部に神が宿るという精神性。日本人であれば言葉にしなくても即座に共有できる知性や感性が表出されたものを創りだすにはどうすればいいか。そのような想いから、造型を探究し、ザラツ研磨の技を切磋してきました。さらに伝統工藝の文化価値を表層的に搾取することのないよう、一千年の系譜を受け継ぐ名工との対話による共同作業を大切にしています。MINASEのコレクションは、あなたの心に時を超えて受け継がれる日本人の誇りや情熱や息づかいを語りかける存在になっているでしょうか。MINASEの工場がある、秋田の山深い渓谷を流れる皆瀬川のせせらぎを感じ取っていただけたら嬉しいです。(代表取締役 鈴木 豪)

なぜ、提げ時計を製作したのか。

日本の匠の技を、最もMINASEらしく表現するものとして、頭の中に浮かんだのが、提げ時計でした。蒔絵の細工、日本刀の錆、ザラツ研磨のエッジを手の中で”愛でる”ために造られた12角形のフォルム。”愛でる”とは、日本固有の美に対する感性であり、美しさを放つ存在に心をときめかせ、質感を味わい、愛情を持って慈しむことを意味しています。MINASEの時計が、世界の人に愛でられる存在であり続けたいという思いを込めました。

蒔絵 (文字盤)

蒔絵は、日本で独自に発展した漆の芸術です。漆で文様を描き、それが乾かないうちに金粉や、朱黄緑などの色粉を蒔きつけ、文様を表します。その歴史は古く、日本最古の物語とされる「竹取物語」に記載があり、9~10世紀の平安時代にはすでに行われていたと考えられています。文字盤に使用される真鍮の板に焼き付けを行い、表面を研ぎ出した後、漆を塗り、乾燥させて、また漆を塗るという作業を繰り返して下地をつくり、その上に金粉を蒔き、漆を塗り乾燥させて研ぎ出すとい作業を再び繰り返します。一枚の文字盤が仕上がるまでに数ヶ月かかります。そこに宿るのは、忍耐と精緻さ、そして幾世紀にもわたり磨かれてきた匠の伝統です。

アサギマダラ (文字盤の文様)

アサギマダラは、アジアの海や大陸を超えて、1500キロの旅をする蝶です。白みがかったアサギ色のステンドグラスのように美しい羽を持っています。アサギマダラの文字盤には、提げ時計が日本と海外を行き来する存在として文化の橋渡しになってほしいという漆芸家 箱瀬氏の思いが込められています。蝶の羽の白い部分は、輪島に受け継がれる卵殻という技法が用いられます。漆の樹液には色があり、純白を描くことが難しいため、うずらの卵の薄い殻を細かく砕き、蒔絵のように置いていく技法です。小さな四角の窓は、街の灯りを見立てています。

鳳凰 (文字盤の文様)

鳳凰は、伝説の霊鳥で、鶏の頭、鶴の羽、孔雀の尾羽を持った姿で描かれます。徳の高い王が現れ、天下泰平が訪れる吉兆を告げる鳥とされてきました。日本では平等院鳳凰堂や金閣寺の鳳凰像が有名です。円形の文字盤の中に、鳳凰が生き生きと羽ばたく構図は漆芸家 箱瀬氏の真骨頂と言えるでしょう。肉眼では見ることのできない鳳凰の細いうぶ毛までも一筆一筆精緻に描かれており、数ヶ月に及ぶ工程の最後に鳳凰の眼を、あたかも生命あるものを置くように描き入れて文字盤が完成します。提げ時計を手にする人に平安な日々が訪れることを心からお祈りします。

日本刀 黒錆 (裏蓋・提げ環)

日本刀の持ち手のことを、茎(なかご)と言います。通常は柄(つか)に隠れる部分ですが、刀を鑑賞し、お手入れする時は茎を持ちます。このときに手の脂などが茎に付着し、年月を経て深みのある黒錆に覆われていきます。黒錆には赤錆の発生を防ぐ目的がありますが、むしろ黒錆を眺めれば刀匠の腕前がわかると言われるほど、日本刀の価値を判断する重要な部分です。鑑賞し、お手入れを重ねるにつれて錆の色合いが変化していく様を楽しむ。まさに黒錆は、日本の愛でる文化の象徴と言えます。最も良い色とされるのは紫がかった深い黒の羊羹色です。提げ時計の裏蓋と提げ環の部分は、玉鋼を叩き上げた和鉄に刀匠が心血を注いで黒錆を施しています。錆の色合いが深まるのは50~100年後です。日々、提げ時計を触り続けて錆を育ててください。

日本刀 玉鋼 (裏蓋・提げ環)

玉鋼(たまはがね)とは、日本刀の材料になる(材料として生産される)特別な鋼です。日本の古式製法、たたら製鉄によって精錬された鋼の中でも炭素含有量が少ない良質なもの(不純物が極めて少なく、炭素含有量が1%前後の均一な鋼)をこう呼びます。刀匠は、木炭が燃え盛る高温の炎の中で玉鋼を赤々と熱し、槌で平らに伸ばし、層に折り畳むという工程を何度も繰り返します。叩いて、叩いて、叩き続けるうちに鉄が燃え尽き(不純物と鋼が燃えて)、もともと7〜8kgあった玉鋼は、最終的に700g(1kgほど)の高純度の鋼へと鍛え上げられます。こうして鍛えられた鋼を、皆瀬工場で裏蓋と吊り環に加工し、それを再び刀匠のもとに送り、錆をつけては削る作業を何度もくり返しています。まさに日本刀と同じ鋼を使って裏蓋・提げ環を製作しました。

よくある質問

MINASEの提げ時計の特徴は何ですか?

日本刀の玉鋼を用いた裏蓋と、輪島塗の蒔絵を施した文字盤が特徴です。日本の伝統工芸と精密な時計製造技術が融合しています。

どこで発表されますか?

2026年4月14日からスイス・ジュネーブで開催される「WATCHES AND WONDERS 2026」にて初公開されます。

なぜ提げ時計なのですか?

日本の匠の技を愛でるために最適なフォルムであり、手の中で質感や美しさを味わうという日本固有の感性を表現するためです。