2型糖尿病における「脳のインスリン抵抗性」は視床下部後核に局在することを解明

Key facts

  • 2型糖尿病における「脳のインスリン抵抗性」は視床下部後核に局在することを解明
  • 順天堂大学の研究グループは、2型糖尿病患者において「脳のインスリン抵抗性」が視床下部後核に局在することを、高解像度fMRIと経鼻インスリン投与を用いて世界で初めて解明した。約1,600名の高齢者コホート解析でも、同部位の灰白質容積低下を確認。この成果は、糖尿病の新たな病態理解と脳を標的とした治療法開発の可能性を広げるものである。
  • Source: PR Times
  • Date: 2026年6月11日

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順天堂大学の研究グループは、2型糖尿病患者において「脳のインスリン抵抗性」が視床下部後核に局在することを、高解像度fMRIと経鼻インスリン投与を用いて世界で初めて解明した。約1,600名の高齢者コホート解析でも、同部位の灰白質容積低下を確認。この成果は、糖尿病の新たな病態理解と脳を標的とした治療法開発の可能性を広げるものである。

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2型糖尿病における「脳のインスリン抵抗性」は視床下部後核に局在することを解明 (2026年6月11日), PR Times
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PR Times
Date
2026年6月11日
順天堂大学の研究グループは、2型糖尿病患者において「脳のインスリン抵抗性」が視床下部後核に局在することを、高解像度fMRIと経鼻インスリン投与を用いて世界で初めて解明した。約1,600名の高齢者コホート解析でも、同部位の灰白質容積低下を確認。この成果は、糖尿病の新たな病態理解と脳を標的とした治療法開発の可能性を広げるものである。
調査NQ 87/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年6月11日 11:00
  • 🔍 収集: 2026年6月11日 11:25(発表から25分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月12日 04:57(収集から17時間32分後)
## 研究概要
順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の加賀英義准教授、田村好史教授、綿田裕孝主任教授、神経生理学の長田貴宏准教授、小西清貴主任教授らの研究グループは、高解像度機能的MRI(fMRI)と経鼻インスリン投与を組み合わせることで、2型糖尿病における脳のインスリン反応を詳細に解析しました。

その結果、健常者ではインスリン投与後に視床下部後核の活動が速やかに低下した一方、2型糖尿病患者ではこの反応が消失していることを発見しました。さらに、約1,600名の地域在住高齢者を対象とした構造MRI解析では、2型糖尿病患者で同領域の灰白質容積が低下していることも確認されました。

本研究により、これまで漠然と捉えられていた「脳のインスリン抵抗性」が、視床下部後核という特定の神経核に局在する可能性が示され、糖尿病の新たな病態理解や治療標的の探索につながることが期待されます。本成果は「JCI Insight」のオンライン版に2026年6月8日付で公開されました。

## 研究のポイント
- 2型糖尿病における脳インスリン抵抗性を視床下部核レベルで初めて高精度に同定
- 脳インスリン抵抗性は視床下部後核に選択的に生じることを発見
- 約1,600名の地域在住高齢者コホートを用いた構造MRI解析により、後部視床下の灰白質容積の低下を確認
- 脳機能異常が構造変化に先行する可能性を提示し、脳を標的とした新たな代謝介入研究への道を開く

## 背景
2型糖尿病では、末梢組織におけるインスリン抵抗性が主要な病態ですが、近年では脳、特に視床下部におけるインスリン作用が、食欲や血糖恒常性の維持に重要であることが分かってきました。従来の脳画像研究では視床下部全体を一つの領域として捉えることが多く、どの神経核が障害されているのかは不明でした。

## 内容
本研究では、機能評価(Study 1)と構造評価(Study 2)の2つの解析を実施しました。

Study 1では、日本人男性41名を対象に、経鼻インスリン投与を用いたfMRIで脳インスリン応答を評価しました。その結果、健常群では視床下部後核において迅速な信号低下が認められましたが、2型糖尿病群ではこの反応が消失していました。

Study 2では、文京ヘルススタディに参加した高齢者1,609名の脳MRIデータを解析しました。糖尿病群では特に後部視床下部において灰白質容積の顕著な低下が確認されました。

よくある質問

順天堂大学の研究で2型糖尿病患者の脳のインスリン抵抗性が確認された部位はどこですか

視床下部後核に局在することが高解像度fMRIで確認されました

順天堂大学の研究で使用されたfMRIの技術的特徴は何ですか

高解像度fMRIを用いて視床下部後核の活動を精密に測定しました

経鼻インスリン投与が用いられた研究の対象者数は約何人ですか

約1,600名の高齢者コホートデータが解析に用いられました

視床下部後核の灰白質容積の変化が確認されたのはどのような集団ですか

2型糖尿病患者を含む約1,600名の高齢者コホートで低下が確認されました

順天堂大学の研究で明らかになった脳の異常は糖尿病治療にどう影響しますか

脳を標的とした新たな治療法の開発可能性が示されました