【大阪工業大学】らせんの光を“足し算”で賢く

大阪工業大学の研究グループは、らせん状ナノ材料「キラルシリカ」に分子を閉じ込めることで、円偏光を容易に発生させることに成功した。さらに「アップコンバージョン」と組み合わせることで、高エネルギーの光へ変換する「UC-CPL」を実現。次世代ディスプレイや光情報通信への応用が期待される。
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  • 📰 発表: 2026年6月2日 23:00
  • 🔍 収集: 2026年6月2日 14:20
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月2日 14:50(収集から30分後)
大阪工業大学応用化学科の平井智康准教授らの研究グループは、台湾の国立陽明交通大学などと共同で、キラルシリカ(らせん状ナノガラス材料)に分子を閉じ込めることで、円偏光を容易に発生させることに成功しました。さらに、複数の弱い光を足し合わせて高エネルギーの光に変換する「アップコンバージョン」技術と組み合わせることで、情報量の多い「賢い光」を実現しました。従来は複雑なキラル分子の合成が必要でしたが、本研究では「分子の並び方」と「空間設計」により、本来キラルを持たない分子でも円偏光発光(UC-CPL)を可能にしました。この成果は、次世代ディスプレイや光情報通信、セキュリティインクなどへの応用が期待されます。研究成果は「Angewandte Chemie International Edition」に掲載されました。

よくある質問

研究の成果は?

キラルシリカを用いて、円偏光を伴うアップコンバージョン発光(UC-CPL)を実現しました。

キラルシリカとは?

らせん構造を持つナノサイズのガラス材料です。

アップコンバージョンとは?

複数の弱い光エネルギーを足し算して、より高いエネルギーの光へ変換する技術です。

どのような応用が期待されますか?

次世代ディスプレイや光情報通信、セキュリティ材料などです。

従来の課題は何でしたか?

複雑なキラル分子の合成が必要で、固体材料中ではエネルギー移動効率が低下しやすかったことです。