2026年度の新入社員に「入社の決め手」を調査。入社の決め手「事業内容」と「成長環境」は5年間不動。今後のキャリア観では「経営者」志向と「幸せな結婚」がともに上昇

株式会社ジェイックは、2026年度の新入社員779名を対象に「入社の決め手やキャリア観」に関するアンケート結果を発表した。入社の決め手は「事業内容に興味があった(63.4%)」と「成長できる環境があると感じた(57.9%)」が上位を占め、5年間傾向は変わらなかった。今後のキャリア観では「自分の能力を高める、成長する(75.0%)」が最多で、「幸せな結婚をする(31.8%)」が前年から5ポイント上昇、昇進意欲では「経営者(14.2%)」志向が過去最高となった。また、上司には「ダメなことをキッチリ指摘する(48.4%)」などの具体的な指導が求められていることがわかった。
調査NQ 78/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月19日 18:40
  • 🔍 収集: 2026年5月19日 10:01
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月19日 20:18(収集から10時間16分後)
企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、当社が提供する新入社員研修の受講者に対して行った「入社の決め手やキャリア観」に関するアンケート結果を発表します。(回答者:779名、調査期間:2026年3月31日~4月13日)

■新入社員の“入社の決め手”:1位「事業内容」、2位「成長環境」が継続

「入社の決め手を3つ選択してください」と質問したところ、「事業内容に興味があった」が63.4%、「成長できる環境があると感じた」が57.9%、「面接してくれた社員が魅力的だった」が45.4%、「社風にフィットしていると感じた」が42.4%、「自分のことを理解してくれると感じた」が34.9%、「扱うサービスや商品が魅力的だった」が31.7%、「勉強していた分野に近かった」が19.8%、「その他」が4.1%となりました。

本調査は今回で5年目の実施となりますが、上位項目に大きな変動はなく、「何をするか(事業内容)」と「自分がどうなれるか(成長環境)」が、入社先を決定する際の二大要素となっていることがわかりました。

■就職活動において重要視していた軸:1位「業界/職種」、2位「企業風土、社員の雰囲気」、3位「勤務地/転勤の有無」

「就職活動において重要視していた軸を選択してください」と質問したところ、「業界/職種」が62.0%、「企業風土、社員の雰囲気」が40.3%、「勤務地/転勤の有無」が36.5%、「福利厚生の充実さ」が32.9%、「キャリアアップ、自己成長できそうか」が30.0%、「企業理念(ミッション)」が23.5%、「有給休暇の取得しやすさ、初任給」が23.2%、「その他」が1.8%となりました。

1位の「業界/職種」は、2位の「企業風土、社員の雰囲気」と20ポイント以上の差が開いており、就職活動において業界や具体的な仕事内容を第一に優先している傾向が見受けられました。

■今後のキャリア観:7割以上が「自分の能力を高める、成長する」と回答。「幸せな結婚」への関心も上昇

「今後のキャリアで実現したいことを3つ選択してください」と質問したところ、「自分の能力を高める、成長する」が75.0%、「いまの会社で出世して、年収を上げる」が52.2%、「ワークライフバランスを確立する」が45.7%、「幸せな結婚をする」が31.8%、「社会貢献できる仕事に就く」が31.6%、「日本や会社の発展のために働く」が25.0%、「平凡に日常を過ごす」が21.1%、「語学力をつけて海外で働く」が7.2%、「起業する」が7.2%、「その他」が3.1%となりました。

「自分の能力を高める、成長する」が例年通り最多となりました。一方で、2025年度調査と比較して最も伸び率が高かったのは「幸せな結婚をする」で、前年の26.8%から5ポイント増となり、仕事を通じた自己実現を重視しつつも、ライフイベントへの意識も高まっている傾向がうかがえました。

■いまの会社での昇進意欲:「経営者」志向が過去最高、中間管理職は減少傾向

「いまの会社でどこまで昇進したいですか」と質問したところ、「経営者」が14.2%、「取締役・役員」が21.2%、「部長」が27.9%、「課長」が18.7%、「昇進したいとは思わない」が18.0%となりました。2022年からの推移を見ると、中間管理職(課長・部長)への意向が減少傾向にあるのに対し、「経営者」への意向は過去最高を更新しました。昇進意欲の高い層がより高いポストを見据えるようになっていることがうかがえました。

■上司に期待する教え方、関わり方:「ダメなことの指摘」など、具体的な指導を要望

「上司に期待する教え方、関わり方を3つ選択してください」と質問したところ、「ダメなことをキッチリ指摘する」が48.4%、「指示を具体的に出す」が43.9%、「仕事の目的や意味を教える」が32.6%、「褒めて長所を伸ばす」が36.1%、「無暗にプレッシャーをかけない」が28.9%、「ドンドン成長させる」が32.1%、「仕事を丁寧に教える」が27.9%、「目標を具体的に示す」が19.6%、「責任ある仕事を任せる」が18.5%、「『最近の新人は…』と言わない」が12.1%となりました。

今回の調査結果について、当社取締役の近藤は、次のように述べています。

「今回の調査では、入社の決め手として『事業内容』と『成長できる環境』が上位を占め、調査開始以来5年間、この傾向に大きな変化は見られませんでした。“入社の決め手”や“キャリア観”を見ても、新入社員が一貫して“成長実感”を重視していることがうかがえました。また、上司に対しては『ダメなことをキッチリ指摘する』『指示を具体的に出す』といった関わりが求められており、単に優しく接すること以上に、自身の課題を明確にし、着実にステップアップできる関わりが期待されていることがわかりました。

こうした傾向を踏まえると、新入社員を受け入れる企業や上司には、ハラスメントを過度に恐れて指導を控えるのではなく、日々の対話や1on1を通じて、成長につながるマネジメントを行うことが重要です。その際には、『なぜその行動が必要なのか』という業務の背景や目的までセットで伝えることで、本人の納得感と成長実感を高めることができます。労働人口の減少により若手人材の価値が高まるなか、成長意欲をいかに引き出し、具体的な活躍につなげられるか。日々の対話と関わりの質が、早期活躍と定着を左右する重要なポイントになるといえるでしょう。」

株式会社ジェイック 取締役 Human Growth Division 事業部長 近藤浩充
獨協大学 経済学部卒業後、情報システム系の会社を経て入社。IT戦略事業、全社経営戦略、教育事業、採用・就職支援事業の責任者を経て現職。企業の採用・育成課題を知る立場から、当社の企業向け教育研修を監修するほか、一般企業、金融機関、経営者クラブなどで、若手から管理職層までの社員育成の手法やキャリア形成等についての講演を行っている。

【調査概要】
調査名称:新入社員研修アンケート
調査対象:当社が提供する新入社員研修の受講者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間・回答者数:
〈2026年調査〉調査期間:2026年3月31日~4月13日、回答者数:779名
〈2025年調査〉調査期間:2025年3月27日~4月12日、回答者数:935名
〈2024年調査〉調査期間:2024年3月

よくある質問

新入社員が会社を選ぶ決め手は何ですか?

「事業内容」と「成長環境」が2大要素であり、5年間不動のトップです。

新入社員は上司に優しさを求めていますか?

単なる優しさよりも、「ダメなことの指摘」や「具体的な指示」を通じた成長できる指導を求めています。

新入社員の出世欲はどう変化していますか?

中間管理職への意向が減る一方、「経営者」を志向する割合が過去最高となっています。