【建設業界を選ばれる業界へ】インフラファーマーズが未来インフラ会議2026を開催!〜多忙な建設業界の最前線で働く方へ、目の前の業務が変わるDX事例を紹介〜

インフラファーマーズが「未来インフラ会議2026」を開催し、建設業界のDX実践事例や生成AI活用による知見承継システムを発表。400名近い業界関係者が参加し、若手主導で業界の魅力向上と産業変革(IX)
住宅・建築・建設,IT・ソフトウェアNQ 5/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年4月8日 03:00
  • 🔍 収集: 2026年4月7日 18:30
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月7日 21:10(収集から2時間40分後)
登壇者と参加者の集合写真

本会議には、会場参加およびオンライン参加を合わせて400名近くの業界関係者が参加しました。建設業界におけるDX推進をテーマに、先進的な挑戦事例や、その過程で直面した課題と乗り越え方が紹介され、若手を中心に活気ある雰囲気のもとで実施されました。

主催:土木学会インフラメンテナンス総合委員会アクティビティ部会(本イベントの一部は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム第3期の課題「スマートインフラマネジメントシステムの構築」の研究成果です。)


■ 講演内容

テーマ1:インフラDX大賞を受賞!カナツ技建工業のDX実践事例

木村善信氏より、3次元設計データの活用による「施工フェーズのフロントローディング」の事例が発表されました。着工前のデータ作成により、従来の残業原因であった測量計算業務をほぼゼロに削減。一方で、ツールを使いこなすための「普遍の知識」の重要性を強調し、新入社員研修で縦断図読解などの基礎教育を徹底する「DX時代でも、基礎を大切にする教育」の事例が紹介されました。

カナツ技建工業株式会社 木村氏

テーマ2:DXで実現する経営・従業員・事業の『三方よし』南都技研のDX実践事例

新家遼士氏より、スタートアップIT企業による建設会社のM&Aを起点とした、ITと現場技術を融合させる「共創・PMC(Post Merger Co-creation)」の実践事例が紹介されました。小さな改善による信頼関係の積み重ねを経て、DXの先の待遇改善、売上1.5倍・利益3倍・退職者ゼロという成果を生み出しました。

テーマ3:生成AI(LLM)による知見承継の自動化

東京大学/In.Fの瀧澤知樹氏とアイ・エス・エスの橋本苑佳氏からは、アイ・エス・エス社内で蓄積した13年分の「お客様の声」や失敗事例、公開されている法令基準とLLMと掛け合わせたシステムが紹介されました。このシステムを活用することで、若手技術者が過去の知見を即座に参照し、同様のミスを未然に防ぐことができるようになります。また、慣習が言語化されることで、慣習自体の間違いへの気づきも期待されます。

※本発表は、In.F Farm2(Seekers of Verbalization)の活動内容をもとにしています。

左:東京大学/In.F 瀧澤氏 右:アイ・エス・エス 橋本氏

パネルディスカッション:

上記4名の講演者をパネリストに、東京大学/In.Fの栗原遼大氏をファシリテーターに迎えて、パネルディスカッションが行われました。DX推進の障壁に対する「小さな成功体験」と「外部評価」の重要性、そして技術革新が進んでも不可欠な「工学的素養」について議論しました。また、発注者依存の構造や法令基準のデータベース化における著作権問題など、制度面の課題も浮き彫りとなりました 。最終的には、単なるDXにとどまらず、業界全体のインダストリアルトランスフォーメーション(IX)を目指す方向性を確認し、会議を締めくくりました。

パネルディスカッションの様子

■ In.F(インフラファーマーズ)について

In.Fは、建設業界やインフラメンテナンス業界を今よりもっと選ばれる業界にするために誕生した、若手主体の団体です。 業種、立場、年齢などに囚われずに、インフラ業界の課題について自由な議論を行い、インフラ業界が抱える課題の解決や価値観の変容を促し、今よりもっと選ばれる業界になることを目標としています。

URL:https://in-f.jp/

■業界の課題を「耕す」3つのワーキンググループ(ファーム)

インフラファーマーズでは、「未来インフラ会議」のような大規模なイベントに加え、日常的に3つのファームを軸とした活動を展開しています。

Farm1:Playbook for Challengers

先立って変化に対応し、挑戦しながら成果を出している組織に対してヒアリング調査を行い、「なぜ突破できたのか」「どんな工夫があったのか」という要因を深掘りしています。これらの知見をレポートとして整理・公開することで、業界内の「変わらない」という空気を更新し、次に続く挑戦者の後押しをすることを目指しています。

Farm2:Seekers of Verbalization

長時間労働や生産性の低さ、技術知見の検討が進まないといった課題に対し、生成AI(LLM)を活用した解決策を検討しています。具体的には、今回未来インフラ会議でご紹介した「失敗事例データベース」の構築や法令基準の参照容易化、ベテランからの知識移転などの仕組みを作り、業務品質の向上と効率化を目指しています。

Farm3:ビジョナーズ

選ばれる業界とは何か。学生や若手へのワークショップを通じて、彼らが重視する「自由」「創造性」「ハイテクと人間らしさの融合」といった価値観を構造的に整理し、魅力的な業界づくりのための指針の構築をめざしています。「長時間労働がつらい」といった不満の解消に留まらず、「こんな業界でありたい」という前向きなビジョンを可視化する活動です。

【コミュニティのご案内】

In.Fは建設業界に職場を越えたオンラインの議論や交流の場を提供しています。

ご興味のある方は、HPからお問い合わせください。

本件に関するお問い合わせ先

In.F(インフラファーマーズ)

In.F(インフラファーマーズ)

担当:石橋 奈都実

E-mail:oneteam.in.f@gmail.com

HP(お問合せ):https://in-f.jp/contact

関連リンク

土木学会 未来インフラ会議会告:https://infra-symposium.jsce.or.jp/in-f/mirai2026/

2026年5月末までアーカイブ配信をご覧いただけます。

よくある質問

未来インフラ会議2026の主な成果は何ですか?

3次元データ活用による測量計算の削減や、生成AIを用いた13年分の知見承継システムの発表、IT企業による建設会社M&Aでの利益3倍増など、具体的なDX成功事例が共有されました。

インフラファーマーズ(In.F)とはどのような組織ですか?

建設・インフラ業界の価値向上を目指す若手主体の団体です。3つのワーキンググループ(Farm)を通じて、DX事例の調査、AI活用、ビジョン構築などを行っています。

建設業界での生成AI活用にはどのようなメリットがありますか?

過去の失敗事例や法令基準を即座に参照できるため、若手技術者の教育コスト削減、ミス防止、およびベテランのノウハウ言語化による業務効率化が期待できます。