60年動かなかった歯科衛生士の局所麻酔教育の空白、転換へ IDMAが新カリキュラムを発表

国際歯科医療協会(IDMA)が、歯科衛生士向けの新しい局所麻酔実践カリキュラムを発表。厚労省の新指針に準拠し、60年来の教育の空白を埋めることを目指す。
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  • 📰 発表: 2026年4月8日 19:00
  • 🔍 収集: 2026年4月8日 10:30
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月20日 20:38(収集から298時間8分後)

一般社団法人国際歯科医療協会(本社:東京都中央区、代表理事:長谷川悠子、以下IDMA)は、

厚生労働省の新たな指針に準拠した「歯科衛生士向け局所麻酔実践カリキュラム」を2026年5月より提供開始することをお知らせいたします。

受講者同士が相互に体験しながら学ぶ相互実習の様子
全国から90名が参加、関心が高まる歯科麻酔講習の様子

■背景

近年、歯科医療の高度化・専門化が進む中で、歯科衛生士に求められる役割は大きく変化しています。

特に、歯科診療補助における局所麻酔の取り扱いについては、適切な教育と安全管理体制のもとでの実践が重要視されています。

しかし、この領域には長年の“制度と現場の乖離”が存在していました。

歯科衛生士による診療補助行為については、昭和23年の歯科衛生士法制定時に、医師・歯科医師の指示のもとでの実施が認められていました。

その後、昭和40年に厚生省より示された行政解釈を経てもなお、解釈の不明確さや教育体制の未整備により、約60年にわたり「歯科衛生士が麻酔を行うことはできない」という誤解が、歯科医療現場に広く浸透していました。

この状況を受け、厚生労働省は2024年検討委員会を設置し、翌年2025年6月20日に、歯科衛生士による浸潤麻酔行為に関する新たな指針を公表しました。

これにより、適切な教育・管理体制のもとでの実施が明確化され、歯科衛生士の役割拡大に向けた大きな転換点を迎えています。

一方で、現場においては依然として体系的に学ぶ機会が不足しており、知識・技術・安全管理を包括的に習得できる教育プログラムの整備が急務となっています。

■なぜIDMAが取り組むのか

IDMAはこれまで、歯科麻酔および救急蘇生教育を通じて、歯科医療従事者の安全管理能力向上に取り組んでまいりました。

本カリキュラムは、厚生労働省の新指針を踏まえ、同分野において実績を有する歯科医師および専門家と連携し、指導・助言のもと構築されています。

IDMA最高顧問

山崎 長郎 先生

原宿デンタルオフィス院長

日本臨床歯科学会理事長

日本臨床歯科学会東京支部最高顧問

IDMA顧問

朝波 惣一郎 先生

日本口腔外科学会名誉会員・指導医・専門医

日本顎顔面インプラント学会監事・指導医

日本小児口腔外科学会名誉会員・顧問

有病者歯科医療学会名誉会員・顧問・指導医

日本口腔科学会名誉会員

日本スウェーデン歯科学会理事

IDMA顧問

大津 隆弘 先生

オピアンデンタルオフィス院長

オピアンキャリアメソッド継承者

IDMA歯科麻酔講師

見崎 徹 先生

日本大学歯学部歯科麻酔学講座兼任講師

日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医

IDMA歯科麻酔講師

阿部田 暁子 先生

医療法人寛友会浅賀歯科医院 歯科衛生士

日本口腔インプラント学会専門歯科衛生士

日本歯科麻酔学会認定歯科衛生士

医療機器学会第2種滅菌技師

IDMA救急蘇生講師

草間 弘朝 先生

浜野グラストウィーン歯科医院院長

医療法人社団研整会西新宿歯科クリニック常務理事

日本大学松戸歯学部歯科麻酔科兼任講師

AHA BLS ACLSインストラクター

上記の講師陣が参画し、臨床・教育双方の観点から実践的な内容を整備しています。

IDMAは、単なる知識提供にとどまらず、歯科衛生士が実際の臨床現場で安全に活躍できる状態までを見据えた教育体制の構築を目的としています。

■本カリキュラムの特徴

本カリキュラムは、厚生労働省の新指針に準拠し、歯科衛生士が臨床現場で安全かつ適切に局所麻酔に関わるための知識と実践力を体系的に習得できる内容となっています。

・基礎医学(解剖・薬理・法規・倫理)の体系的理解

・局所麻酔に関する知識と手技の習得

・偶発症への対応および救急蘇生の基礎

・チーム医療における安全管理の考え方

また、eラーニングによる学習と対面講義・実習を組み合わせることで、理解の定着と実践力の向上を図ります。

さらに、相互実習を導入することで、実際の臨床導入を見据えた教育を実現しています。

■資格および認定について

本カリキュラムでは、eラーニングおよび認定試験を修了し、監修者の指導方針に基づく所定の基準を満たした受講者に対し、

「一般社団法人国際歯科医療協会 局所麻酔実践認定歯科衛生士」

「一般社団法人国際歯科医療協会 局所麻酔実践認定医」

の資格を付与します。

さらに、対面講習(1dayプログラム)を修了した受講者には、実技修了を証明する認定証を発行し、

臨床導入までのステップを明確にしています。

認定証授与の様子

■今後の展望

IDMAでは、本カリキュラムを通じて歯科衛生士の地位向上および職域・業務範囲の拡大を推進し、

歯科医療全体の質と安全性の向上に寄与してまいります。

また、全国での講習会開催や教育体制の拡充を進め、より多くの医療従事者に学びの機会を提供していく予定です。

本取り組みは、歯科医療従事者の専門性向上にとどまらず、最終的には国民の口腔健康の向上にも貢献するものと考えています。

■代表コメント

歯科医療の現場は今、大きな転換期を迎えています。

これまで十分に活かされてこなかった歯科衛生士の可能性を、正しい知識と教育によって現場に実装していくことが重要です。

本カリキュラムが、安心・安全な医療提供と、歯科衛生士の新たな価値創出の一助となることを願っています。

一般社団法人国際歯科医療協会

代表理事 長谷川悠子

■法人概要

名称:一般社団法人国際歯科医療協会

所在地:東京都中央区

事業内容:歯科医療従事者向け教育事業、講習会の企画・運営 等

HP:https://www.idma.or.jp/

■メディア関係者の皆様へ

2026年5月31日に実施される相互実習では、歯科衛生士が実際に局所麻酔を学び、実践する現場をご取材いただけます。

60年の空白に転機をもたらす取り組みの最前線を直接ご覧いただける機会です。

ご取材・ご来場をご希望の方は、下記よりお気軽にお問い合わせください

■本件に関するお問い合わせ先

一般社団法人国際歯科医療協会

E-mail:info@idma.or.jp

よくある質問

IDMAの新しいカリキュラムは何を学ぶものですか?

厚生労働省の新指針に基づき、歯科衛生士が安全に局所麻酔を行うための知識、技術、安全管理を体系的に学ぶカリキュラムです。

なぜ今、このカリキュラムが必要なのですか?

約60年間、歯科衛生士の麻酔教育は不明確でしたが、2025年の厚労省の新指針で実施要件が明確化されたため、現場で安全に実践できる教育が急務となりました。

このカリキュラムは誰が対象ですか?

主に、スキルアップを目指す現役の歯科衛生士や、最新の医療基準を導入したい歯科医院、そしてこれから歯科衛生士を目指す学生が対象です。