約60年後の気候環境下で住宅の温度・湿度・消費電力量を測定。気候変動が住宅に及ぼす影響を芝浦工業大学と共同検証

パナソニック ホームズ株式会社と芝浦工業大学は、国内最大級の人工気象室を用いて、約60年後の気候条件下での住宅の温熱環境・空調性能を共同検証し、結果を公表しました。
調査NQ 90/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月19日 22:30
  • 🔍 収集: 2026年5月19日 14:01
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月22日 05:46(収集から63時間44分後)
パナソニック ホームズ株式会社と芝浦工業大学(秋元 孝之教授、小金井 真特任教授)は、このたび、パナソニック ホームズが所有する国内最大規模の人工気象室(住宅試験センター内/滋賀県東近江市)で、約60年後の気候条件が住宅の温熱環境・空調性能に及ぼす影響について共同検証を行い、その結果を公表しました。

これまで、気候変動が住宅に及ぼす影響については、将来予測モデルを用いたシミュレーションによる評価・分析が行われてきましたが、将来の気候を人工的に設定した環境下で、実際の住宅や設備を使って、温度・湿度などのデータを実測した研究は前例がなく、本検証は極めて稀な取り組みといえます。

■背景
近年の地球温暖化により、酷暑化が進む中、今回の検証では将来の気候を分析しました。省エネルギー基準の地域区分6(東京ほか関東の主要都市、東海、近畿、中国、四国、九州の多くを含むエリア)の代表地点では、現在よりも夏季で平均2.6℃、冬季で平均3.3℃の気温上昇が見込まれ、特に夏季は湿度の大幅な上昇も想定されます。とりわけ東京の夏季は、将来、現在の沖縄に近い高温・多湿な環境への移行が見込まれます。

■共同検証の概要
本検証では、パナソニック ホームズの全館空調システム『エアロハス』を搭載した住宅を対象に、現在気候・将来気候の各条件下で、各居室及び空調機器周辺の温湿度、消費電力量などを比較・評価しました。

その結果、夏季・冬季ともに室内では快適な温熱環境が維持され、将来気候を想定した夏季の高湿度条件下でも、室内湿度の上昇を抑制できることが確認されました。一方で、将来気候の夏季には、主に除湿に要する冷房エネルギーが増加するため、8月の平均消費電力量が現在気候と比較して約1.5倍になる可能性が示されました。今後の住宅設計・設備開発における重要な課題として、エネルギー消費増加への対策が明らかになりました。

パナソニック ホームズと芝浦工業大学は、将来の気候変動を見据えた実証研究を通じて、快適性と省エネルギー性を両立する持続可能な住まいづくりに貢献していきます。

よくある質問

パナソニック ホームズと芝浦工業大学が行った共同検証の目的は?

約60年後の気候条件下で、住宅の温熱環境や空調性能、消費電力量がどのような影響を受けるかを実測して検証することです。

将来の気候条件では、住宅のエネルギー消費はどう変化すると予測されていますか?

夏季の除湿に要する冷房エネルギーが増加するため、8月の平均消費電力量が現在気候と比較して約1.5倍になる可能性があると示されました。

検証に用いられたパナソニック ホームズの全館空調システムは何ですか?

全館空調システム『エアロハス』です。

検証環境の特徴は何ですか?

パナソニック ホームズが所有する国内最大規模の人工気象室(住宅試験センター内)を使用し、将来の気候を人工的に設定した環境下で実測を行いました。

今回の検証で明らかになった将来の気候変動の影響は?

夏季における湿度の大幅な上昇や、地域区分が温暖側へ移行する可能性が示唆され、住宅設計や設備開発においてエネルギー消費増加対策が重要課題となることが判明しました。