TOPPAN、医薬品PTP包装向けにアルミ箔を使用しないポリプロピレン仕様の脆性フタ材を提供開始

TOPPANは、旭化成の特許技術を活用し、アルミ箔を使用しないポリプロピレン(PP)仕様の医薬品PTP包装向け脆性フタ材を2026年5月20日より提供開始する。モノマテリアル化によるリサイクル向上とCO2削減を実現し、従来と同等の薬剤の押し出しやすさと安全性を確保した。関連事業で2028年度までに10億円の売上を目指す。
新製品NQ 82/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月20日 19:01
  • 🔍 収集: 2026年5月20日 10:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月23日 00:31(収集から61時間59分後)
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野口 晴彦、以下 TOPPAN)は、錠剤やカプセルを指で押し出して取り出すPTP(Press Through Package)包装において、ポリプロピレン(以下 PP)仕様の脆性フタ材(以下 本製品)を、2026年5月20日より提供開始します。PTP包装のフタ材は主にアルミ箔を使用していましたが、今回の脆性フタ材はアルミ箔を使わずに、優れたプッシュスルー性(薬剤の押し出しやすさ)を実現します。製薬メーカーは、一般に普及しているPP仕様の底材などと組み合わせることで、モノマテリアル化を実現することができます。

TOPPANは、2025年11月に旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:工藤 幸四郎、以下 旭化成)よりPTP包装向け脆性フタ材に関する特許技術を譲受しました。このたび、譲受した特許技術とTOPPAN独自の印刷・加工技術を組み合わせることで、アルミ箔を使用しない脆性フタ材を開発しました。

今後、本製品を製薬メーカー各社に対して提供し、医薬品包装における脱アルミやリサイクル適性の向上、および製品ライフサイクル全体でのCO2排出量削減に貢献していきます。

なお、本製品は、2026年5月20日(水)から22日(金)まで開催される「第28回インターフェックス ジャパン」(会場:幕張メッセ)のTOPPANブース(7ホール 小間番号35-40)にて展示します。

## 開発の背景

昨今、欧州をはじめとする世界的な環境規制の強化や、企業のサステナビリティへの取り組みの加速により、包装材における脱アルミやモノマテリアル(単一素材)化へのニーズが急速に高まっています。同様に、高度な品質管理が求められる医療・医薬業界においても、従来のアルミ箔を使用したPTP包装の代替素材に対する期待が高まっています。

しかし、医薬品PTP包装のフタ材には、指で押した際に適度な力で破れる「脆性」と、薬剤の安全性の担保を両立することが不可欠であるため、アルミ箔を代替する素材の開発が困難でした。

そこでTOPPANは、旭化成から譲受したPTP包装向けの脆性フタ材の特許技術と、独自の印刷・加工技術を組み合わせることで、PP仕様の脆性フタ材を開発しました。

## 本製品の特長

- **アルミ箔を使用しないことで、モノマテリアル化の実現に貢献**
PTP包装のフタ材にはアルミ箔を使用するのが一般的ですが、TOPPANは、旭化成から譲受した特許技術と、独自の印刷・加工技術を組み合わせることで、アルミ箔を使用しないPP仕様の脆性フタ材を開発しました。製薬メーカーは、一般に普及しているPP仕様の底材と組み合わせることで、パッケージ全体のモノマテリアル化を実現できます。これにより、医薬品包装における環境負荷の低減とリサイクル適性の向上に寄与します。

- **アルミ箔からの代替可能なプッシュスルー性と、薬剤の安全性の担保を両立**
一般的にプラスチックフィルムはアルミ箔に比べて破れにくく、薬剤を押し出しにくい特性があります。本製品は旭化成から譲受した特許技術を活用し、プラスチックでありながらアルミ箔からの代替可能な優れたプッシュスルー性(薬剤の押し出しやすさ)を実現しています。
また、安定した密封性能を発揮し、薬剤の品質保持と安全性を担保します。

- **TOPPANのソリューションと組み合わせ、PTP包装に関わる領域で一気通貫した支援が可能**
TOPPANが保有する幅広いソリューションと組み合わせることで、PTP包装に関わる様々な領域で一気通貫した支援が可能です。
例えば、溶剤をほとんど使用しない水性フレキソ印刷を本製品に活用することで、油性グラビア印刷と比べてCO2とVOC(揮発性有機化合物)の排出量を削減できるとともに、微細な印刷も高い精度で実現できます。
また、透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」のPPグレードを活用した二次包装用のピロー包装フィルムに加え、複数のPTP包装シートを結束するバンディングフィルムについてもPP仕様で提供が可能になり、PTP包装に関わるパッケージ全体のモノマテリアル化に貢献します。
さらに、糖衣錠にも印刷可能な優れた速乾性の錠剤インキや、フルカラーバリエーションの錠剤インキの提供により、錠剤の識別性向上や誤飲防止を実現します。

## 今後の目標

TOPPANは、本製品を国内外の製薬メーカーに向けて展開し、錠剤インキを含めたPTP包装関連事業全体で2028年度までに10億円の売上を目指します。

よくある質問

TOPPANが新しく提供開始したPTP包装向けのフタ材にはどのような特徴がありますか?

アルミ箔を使用せずポリプロピレン(PP)単一素材で構成され、従来のアルミ箔と同等の押し出しやすさ(プッシュスルー性)と薬剤の安全性を維持しているのが特徴です。

この新しいフタ材はどのような技術を元に開発されましたか?

2025年11月に旭化成から譲受したPTP包装向け脆性フタ材の特許技術と、TOPPAN独自の印刷・加工技術を組み合わせて開発されました。

医薬品包装における「モノマテリアル化」とは何ですか?

包装を複数の異なる素材ではなく単一の素材(この場合はPPのみ)で作ることで、リサイクルを容易にし、環境負荷を低減する取り組みのことです。

新製品の提供開始日はいつですか?

2026年5月20日から国内外の製薬メーカーに向けて提供開始されます。

TOPPANはPTP包装関連事業でどの程度の目標を掲げていますか?

錠剤インキを含めたPTP包装関連事業全体で、2028年度までに10億円の売上を目指しています。