HIOKI、EVバッテリー生産向けのDC耐電圧絶縁抵抗試験器ST5680Aを発売

HIOKI(日置電機)は、EVバッテリーのセルからパックまで対応する「DC耐電圧絶縁抵抗試験器 ST5680A」を発売しました。グローバル安全規格への対応、コンタクトチェック、波形解析機能を一台に集約し、世界各地の拠点での品質標準化と生産効率の向上を支援します。
新製品NQ 88/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年6月2日 19:10
  • 🔍 収集: 2026年6月2日 10:20
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月2日 14:30(収集から4時間10分後)
HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏)は、2026年6月2日、EVバッテリーのセル、モジュール、パックの生産ライン向けに「DC耐電圧絶縁抵抗試験器 ST5680A」を発売しました。

ST5680Aは、欧州や北米などの安全規格(CE/UKCA/CSA)に対応し、本体内蔵のコンタクトチェック機能や、試験電圧・漏れ電流・絶縁抵抗の波形記録・解析機能(波形インテリジェンス)を搭載しています。これにより、EVバッテリーのセルからモジュール、パックに至るまで、一貫した耐電圧・絶縁評価を世界各地の生産拠点で共通の試験器を用いて実現できます。さらに、量産検査のみならず、研究開発における耐電圧設計検証や材料評価にも対応し、EVバッテリーの信頼性向上に貢献します。

■ 開発の背景
EVの普及に伴い、バッテリーの安全性と品質を確保するための耐電圧・絶縁検査は極めて重要になっています。グローバル化が進む生産現場では、「拠点ごとの規格対応の煩雑さ」「外付け導通チェッカーによる設備設計の複雑化」「波形確認のための外部オシロスコープ用意による解析効率の低下」が課題となっていました。HIOKIはこれらを解決するため、規格対応・チェック機能・波形解析を一台に統合した新モデルを開発しました。

■ 主な特長
1. グローバル規格に対応し、世界中で統一運用が可能:CE/UKCA/CSA認証に対応。最大8 kV/20 mAの出力で国際規格に準拠した試験を実施できます。
2. 内蔵コンタクトチェック機能で誤判定を防止:静電容量方式により、ジグやリードの接続不良を検出し、誤判定(False PASS)を防ぎます。設備設計の簡素化に貢献します。
3. “波形インテリジェンス”で解析・工程改善をサポート:試験中の電圧・電流・絶縁抵抗波形を本体で記録(最大128秒・500 kS/s)。故障解析の迅速化とトレーサビリティ強化を実現します。
4. 多彩なサポート機能:電圧制限、自動放電、インターロック、ARC検出などの安全・運用支援機能を搭載しています。

よくある質問

ST5680Aの主な用途は何ですか?

EV(電気自動車)用バッテリーのセル、モジュール、パックの生産ラインにおけるDC耐電圧試験および絶縁抵抗試験に使用されます。量産検査だけでなく、研究開発における材料評価や設計検証にも対応しています。

対応している国際安全規格は何ですか?

欧州のCE、英国のUKCA、北米のCSA(NRTL)認証に対応しており、単一モデルで世界各国の主要な安全規格に準拠した運用が可能です。

「波形インテリジェンス」機能とはどのようなものですか?

耐電圧・絶縁試験中の電圧、漏れ電流、絶縁抵抗の挙動を本体のみで記録・表示(最大128秒)できる機能です。オシロスコープ等の外部機器なしで、微小な異常の解析やトレーサビリティの強化を実現します。

コンタクトチェック機能にはどのような利点がありますか?

静電容量方式により、テストリードやリレーを含む接続不良を自動で検出します。これにより、不良品を良品と判定する誤判定を防ぎ、外付けチェッカーが不要になるため設備の簡素化とタクトタイム短縮が可能です。

製品の最大出力スペックを教えてください。

DC耐電圧試験において、最大出力電圧 8 kV、最大出力電流 20 mAに対応しています。これにより、大容量化が進むEVバッテリーの試験にも余裕を持って対応できます。