外国人技術者が変えた「誰でも理解できる現場」

株式会社橋本組のホアン・リエン・マイン氏が、耐震工事における施工管理で「建設もの創り大賞」優秀賞を受賞。自身の経験を活かした多言語・視覚的な現場改善が評価された。
businessNQ 54/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月27日 10:00
  • 🔍 収集: 2026年5月31日 23:02(発表から109時間2分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月2日 05:15(収集から30時間13分後)
株式会社橋本組(本社:静岡県焼津市、代表取締役社長/CEO:橋本真典)は、「(国)150号橋梁耐震対策工事(新瀬戸川橋 橋脚補強工)」において現場代理人を務めたホアン・リエン・マインが、静岡県土木施工管理技士会より表彰を受けたことをお知らせします。なお、本工事はその施工管理が評価され、「建設もの創り大賞」優秀賞も受賞しています。

■ 工事の成果―もの創り大賞 優良賞受賞
本工事は、国道150号に架かる新瀬戸川橋の橋脚を補強し、地震による損傷を防ぐための耐震対策工事です。河川内での施工という制約の多い環境の中、水位変動や作業空間の制約に対応しながら、安全性と品質の確保に取り組みました。その結果、本工事は高い施工管理と品質確保が評価され、「建設もの創り大賞(土木部門)」優秀賞を受賞しました。

■ 施工管理における取り組み
本工事では、ミリ単位の精度管理が求められる中、施工前のリスク想定と対策の徹底、施工計画の精度向上に取り組みました。特に、3次元測定技術の活用などにより、施工精度の確保を図るとともに、工程全体を見通した施工管理を行いました。

■ 発表活動と評価—技士会褒賞受賞
ホアン・リエン・マインは、本工事の経験をもとに施工管理の取り組みについて発表を行いました。発表では、約10か月にわたる工事の進行を動画として整理し、施工の流れや工夫を可視化。専門的な内容でありながら、分かりやすく伝わる構成や表現が高く評価されました。この発表により、技士会褒賞(協会賞)および発表会賞の両方を受賞しています。

■ 増加する外国人材と現場コミュニケーション課題
建設業界では人手不足の中、外国人材の活用が進む一方で、言語の違いによる現場内コミュニケーションが課題となっています。橋本組では、作業員の国籍や年齢を問わず「誰もが理解できる現場」の実現を重要テーマとし、施工管理の高度化とあわせて現場の情報伝達のあり方を見直してきました。

■ 「誰が見てもわかる現場づくり」
ホアン・リエン・マインは2017年に来日し、日本の現場で経験を重ねてきました。来日当初、日本語の理解に苦労し、看板や掲示内容の理解に時間がかかり不安を感じた経験から、「誰が見てもわかる現場」を意識した施工管理に取り組んでいます。工事現場では、写真や図、イラストを用いた掲示物を設置するとともに、日本語に加えて複数言語やひらがな表記を取り入れるなど、外国人や子どもを含む多様な人々に配慮した情報発信を行いました。これにより、現場の理解促進と安全確保につながるとともに、地域との円滑なコミュニケーションが実現しました。

■ コメント(現場代理人:ホアン・リエン・マイン)
「このたびは表彰をいただき、大変うれしく思います。今回の発表を通じて、自分自身の取り組みを振り返る良い機会となり、多くの学びを得ることができました。来日当初、看板が読めず不安だった経験が、今の現場づくりにつながっています。現在は日本の現場で経験を積む中で、自分の成長を実感しています。今後も一つひとつの工事に丁寧に向き合い、より良い施工につなげていきたいと思います。」

■今後の展開:多文化対応の施工管理の定着へ
橋本組では、本取り組みを一現場の事例にとどめず、多文化対応を前提とした施工管理手法の整備、可視化・多言語化の標準化、若手・外国人技術者の育成を進めてまいります。今後も、技術力の向上に加え、安全確保と現場コミュニケーションの高度化を通じて、持続可能な建設現場の実現を目指します。

よくある質問

ホアン・リエン・マイン氏が受賞した賞は何ですか?

「建設もの創り大賞(土木部門)」優秀賞および、静岡県土木施工管理技士会の技士会褒賞(協会賞)と発表会賞を受賞しました。

どのような工事での功績ですか?

国道150号に架かる新瀬戸川橋の橋脚補強を行う耐震対策工事です。

「誰でもわかる現場づくり」とはどのような取り組みですか?

写真、図、イラストを多用し、日本語だけでなく多言語やひらがな表記を併記することで、国籍や年齢を問わず現場の状況を直感的に理解できるようにする取り組みです。

なぜこのような取り組みを始めたのですか?

ホアン氏自身が2017年の来日当初、日本語の看板や掲示内容が理解できず不安を感じた経験から、外国人材や多様な人々が安心して働ける環境を目指して開始しました。

橋本組の今後の展望は?

多文化対応を前提とした施工管理手法の標準化や、若手・外国人技術者の育成を強化し、持続可能な建設現場の実現を目指します。