富士通の演算処理技術が令和8年度全国発明表彰にて「内閣総理大臣賞」を受賞

富士通が2009年に開発した科学技術計算用演算処理技術が「令和8年度全国発明表彰」で内閣総理大臣賞を受賞しました。本技術はスーパーコンピュータ「京」や「富岳」で採用され、現在ではArmプロセッサ搭載サーバ等へ波及し、産業の発展に貢献しています。
その他NQ 97/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月26日 20:52
  • 🔍 収集: 2026年5月26日 12:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月26日 12:50(収集から19分後)
当社の科学技術計算用演算処理装置の高性能化に関する発明が、このほど公益社団法人発明協会主催の「令和8年度全国発明表彰」において、2026年5月26日に「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

受賞した発明は、当社が2009年に開発した科学技術計算を高速かつ高精度に実行する技術で、当社が理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「京」や「富岳」に搭載されました。さらにArm社の命令セットアーキテクチャにも採用され、現在に至るまで世界中のArmプロセッサ搭載サーバで使用されるなど、産業の発展に大きく寄与していることが評価されました。

## 全国発明表彰について
全国発明表彰は、我が国における科学技術の向上と産業の発展へ寄与することを目的に、多大な功績をあげた発明を表彰するものです。その中でも「内閣総理大臣賞」は、最高位の「恩賜発明賞」に次いで優秀と認められた発明に与えられる賞です。

## 受賞概要
受賞者:富士通株式会社 本藤 幹雄
発明実施功績賞:富士通株式会社 代表取締役社長 時田 隆仁
受賞名称:科学技術計算用演算処理装置の高性能化の発明

## 受賞した発明について
(1)背景と従来技術
科学技術計算には、加減乗除以外に数学関数が多く用いられますが、処理が複雑なためソフトウェア処理では時間がかかるという課題がありました。CORDIC等の従来技術は、反復処理のため遅く、必要精度を満たさない問題がありました。

(2)発明技術
本技術は、回路規模の増加を最小限に抑え、高速化が可能な部分を専用命令として定義することで、テイラー級数展開の前処理に必要な命令数を約1/3に削減しました。これにより高速化と演算精度の維持を両立しました。

(3)産業上の応用
シミュレーション技術の高速・高精度化により、産業発展や安全な社会の実現に貢献しています。本技術は「京」から始まり「富岳」にも搭載され、Arm社の命令セットアーキテクチャに標準採用されています。また、2027年提供開始予定の次世代汎用プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」、および「富岳」後継機向けCPU「FUJITSU-MONAKA-X」(仮称)にも採用される予定です。

よくある質問

富士通の演算処理技術が受賞した賞は?

令和8年度全国発明表彰における「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

この発明が活用されているスーパーコンピュータは?

スーパーコンピュータ「京」や「富岳」に搭載されています。

この発明技術の特徴は?

テイラー級数展開の前処理に必要な命令数を約1/3に削減し、演算処理の高速化と演算精度の維持を両立させた点です。

次世代プロセッサへの展開予定は?

2027年提供予定の「FUJITSU-MONAKA」や、富岳後継機「富岳NEXT」向けCPU「FUJITSU-MONAKA-X」にも採用予定です。

産業への応用例は?

構造解析、流体解析、地球環境予測、地震・津波などの自然災害シミュレーションに利用されています。