フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧社名:株式会社クニエ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹、以下フォーティエンス)は、当社執行役員 笹川 亮平が執筆した書籍『AI時代のサプライチェーン・エコシステム』(発行元:日経BP)を、2026年7月3日に発売開始しました。

本書は、サプライチェーン・マネジメント(SCM)を「削減」から「価値生成」へと捉え直す、ジェネラティブSCM(SCM6.0)を、理論と国内外の事例を交えて提唱するものです。

本書では著者が25年以上にわたり、国内外のSCM改革やERP・SCP導入、100社以上の企業をつなぐ企業間SCMプラットフォームの構築などを主導してきた実践経験をもとに、AI時代の新しいSCM変革の方向性を体系的に示します。

また、2026年8月3日に関連セミナー「ジェネラティブSCM AI時代のサプライチェーンマネジメントのあり方とは?」を開催します(無料、事前登録制)。本セミナーでは、京都先端科学大学/一橋ビジネススクールの名和 高司氏、i-PRO株式会社の田島 徹也氏、株式会社令三社の山田 裕嗣氏、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の濱田 真氏、テイラー株式会社の金谷 篤典氏とともに、企業とSCMのあり方を「経営」「事業」「組織」「技術」の切り口で解説します。

背景

近年、生成AIやエージェント型AIの急速な進化により、SCM領域においてもAI活用への大きな期待が寄せられています。しかしテクノロジーが高度化する一方で、需要予測・在庫最適化・生産計画など、AIのユースケースは25年以上にわたり大きく変わっていません。

さらに地政学リスクによるサプライチェーンの混乱が続き、あらゆるリスクの事前予測が困難になる中、企業の一部門が全体を管理・統制する中央集権型のSCMには限界が生じています。これからのSCMにはA2A(Agent to Agent)などを活用しながら、複数の企業が相互に連携・共進化するエコシステム型SCMを構築し、環境変化や混乱を強みに変える「反脆弱(はんぜいじゃく)性」を高めていくことが重要です。

本書では、経営層から現場で変革を推進するミドルリーダー、SCM・DX・IT部門まで、幅広い読者に対し「変化の中で新たな価値を生み出し続ける“ジェネラティブSCM”の実現」に向けた示唆を提供します。

本書のポイント

SCMを「削減」から「価値生成」へ:在庫・コストの削減を主目的とするSCMから、変化の中で新たな価値を生み出し続ける“ジェネラティブSCM”への転換を提示します。

変革を導く5つの推進原理「5-AIs」:フォーティエンスコンサルティング独自の変革フレームワークである価値構造再探求モデル™を活用し、「AIをどう扱うか」ではなく「AIとともに、SCMのどの前提を変えるのか」を問います。目的・人と組織・AI活用・戦略・学習という5つの観点から、SCMを進化させ続けるための行動原理を体系化しています。

AIを前提に再設計するSCM基盤:中央集権型から、複数のAIが自律的に連携する「A2A型」へ。デジタルSECIモデル(注)により、人の暗黙知をAIに引き継ぎ、活用範囲を拡張する仕組みを提示します。

先行事例が示す「共進化」の条件:ハイアール、富士フイルムなど国内外の先行事例から、一社単独の最適化を超えて企業がともに進化するために何が必要かを抽出。自社のSCMに引き寄せて考えるための示唆を提供します。

学びを実践へとつなぐ場: SCM特化型メディアサイト「re:Question(読み:リクエスチョン)」(https://www.fortience.com/req/)では、各章のテーマに対応した解説記事・図解・チェックリストや、著者と読者の対話企画など、本書の理解を深め、実践に役立てるためのコンテンツを継続的に公開します。解説記事の末尾には自社の業務を振り返るための「探究のための問い」を設けることで、読者は本書で得た視点を自社の課題に引き寄せて考え、変革の実践へとつなげることができます。

書籍情報

概要

書名:AI時代のサプライチェーン・エコシステム 価値を生成し続けるジェネラティブSCM

価格:2,700円+税

ISBN:978-4-296-21012-1

発行日:2026年7月6日

著者:笹川 亮平(フォーティエンスコンサルティング株式会社)

発行:日経BP

ページ数:262

判型:A5判

AI時代のサプライチェーン・エコシステム

目次

1部 re:Question 前提を問い直す 第1章 AIはSCMに何をもたらすか?

第2章 SCM変革を阻害する問題構造は何か?

第3章 今、サプライチェーンを取り巻く環境で何が起こっているか?

2部 re:Quadrant 新たな軸で捉え直す 第4章 新しいSCMを考えるための手掛かりとは?

第5章 サプライチェーンの新しい世界観とは何か?

第6章 SCMの再編集とは?

3部 re:Quest 新たな探求に向けて 第7章  Appreciative Inquiry:協創関係をつくるには?

第8章  Autonomous Innovation:自律に必要な仕組みとは?

第9章  Augmented Intelligence:人とAIはどう協働するか?

第10章 Adaptive Innovation:変化をつくり、適応し続けるためには?

第11章 Action Inquiry:進化し続けるために何を問うか?

4部 re:Quickening 再び航海へ 第12章 先駆者の小さな取り組みから何を学べるか?

第13章 ジェネラティブSCMへ、どう踏み出すか?

巻末付録 re:Quickstart ジェネラティブSCMを始めるための手引き

著者

笹川 亮平

フォーティエンスコンサルティング株式会社 執行役員

25年以上にわたり、製造業を中心としたサプライチェーンマネジメント(SCM)変革を支援。現在は約80名のSCM・業務改革コンサルティングチームの責任者を務める一方、自らもプロジェクトの実行、コンサルティングファームの提供価値改革にも携わる。SCM計画領域を中心に、構想策定から業務設計、導入、定着化まで幅広く手がける。グローバルSCM改革、ERP・SCP導入、SCMプラットフォーム構築など多数のプロジェクトを主導。業務とデジタルの両面から変革を推進している。著書に『ダイナミック・サプライチェーン・マネジメント』など。25年の実務の中で、自らも機械的な管理の担い手であったことに気づき、企業にとって価値を生むためのSCMとは何かを考えるに至る。

販売

日経BP:https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/26/06/19/02671/

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4296210122/ref=nosim?tag=nkbookplus-22

楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 関連組織:ハイアール / 富士フイルム / グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
  • 製品・サービス:ジェネラティブSCM / SCM6.0