農業の環境負荷を“見える化”

農業の環境負荷低減をデータ連携で可視化し、輸出競争力を強化する実証実験を実施。
researchNQ 100/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年3月31日 18:10
  • 🔍 収集: 2026年4月1日 13:39(発表から19時間29分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月17日 02:04(収集から372時間25分後)

株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントが事務局を務める「R7選果機4.0コンソーシアム」は、農産物の生産に伴う環境負荷低減の取り組みを可視化するデータ連携を実証。

SmartBarcode(スマートバーコード)(注.1)をつかって栽培情報などを入力することで、農業データ連携基盤「WAGRI(ワグリ)」(注.2)の環境負荷低減の見える化システム(GHG(温室効果ガス)排出量算定API)(注.3)によって削減貢献値を算出。

そのデータは、スマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis(ウカビス)」(注.4)を介し、産地情報とともにGHG削減貢献量などの環境情報を実需者や消費者に公開する仕組みを構築した。

(図.1)農産物の生産に伴う環境負荷低減の取り組みを可視化するデータ連携の概要

本取り組みは、農林水産省の「農業データの川下との連携実証事業」の一環として実施されたもので、産地情報と環境負荷低減データを連携するAPIを新たに整備し、農産物のトレーサビリティと環境負荷軽減の取組につながる情報の公開を同時に実現した。


環境負荷低減の取り組みをデータで可視化

今回の実証では、スマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis」に環境負荷低減の見える化APIを新規開発。農業者が入力した環境負荷低減に関するデータを、WAGRIの環境負荷低減の見える化システム(GHG排出量算定API)と連携させることで、温室効果ガス削減貢献割合などの算定結果を取得できる仕組みを構築した。

(図.2)圃場情報、栽培データ入力を入力することでGHG排出量や削減貢献率を算出

SmartBarcodeから圃場情報や栽培データを入力することで、温室効果ガス削減貢献割合、栽培圃場情報、出荷日などの出荷情報といったデータを統合し、産地情報とともに公開できるようになった。これにより、農産物の環境価値を客観的なデータとして提示できるようになり、環境配慮型農業の評価や市場価値の向上につながることが期待される。


QRコードで環境情報を海外バイヤーに公開

実証では、環境負荷低減の情報を取得できるQRコードを青果物の箱に添付し、輸出先のバイヤーがスマートフォンなどで確認できる仕組みを構築した。台湾向け輸出では、温州みかんの出荷にこの仕組みを適用した。これらによって、輸出先における商品の信頼性や付加価値の向上につながった。

(図.3)QRコードを読み込んで産地情報、出荷情報、環境負荷情報などを公開

実際に台湾の青果卸売事業者への販売では、同日の国内市場価格と比較しても高単価での販売となるなど、環境価値の可視化が輸出競争力の向上にも寄与する可能性が示された。


(注.1)SmartBarcode

SmartBarcodeは株式会社LOZIが提供する、スマートフォンを使ってサプライチェーン全体(製造・物流・販売)のモノの動きを可視化・記録するSaaS型のトレーサビリティソリューションです。既存のバーコードやQRコードを活用し、専用アプリ不要のWebベースで、誰が・いつ・どこで・何を読み取ったかをリアルタイムに共有・管理できます。※ホームページURL:https://www.lozi.jp/smartbarcode/feature.html

(注.2)農業データ連携基盤「WAGRI(ワグリ)」

WAGRIとは、気象や農地、収量予測など、農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスです。ICTベンダーや農機メーカーなどがWAGRI上のさまざまな農業関連データやプログラムを組み合わせてWebサービスやアプリケーションを提供することで農業現場では生産性や収益性向上に資するサービスを利用することができます。 

※ホームページURL:https://wagri.naro.go.jp/

(注.3)環境負荷低減の見える化システム

環境負荷低減の見える化システムは、農産物の環境負荷低減の「見える化」(ラベル愛称:みえるらべる)の取組を広げるため、農産物の生産段階における温室効果ガスの排出と吸収を算定し、等級と登録番号を自動で付与するものです。農林水産省が開発し、営農管理アプリ等を通して算定者の方にお使いいただけるよう、農業データ連携基盤(WAGRI)のAPIとして提供しています。

※環境負荷低減の見える化システムについて詳しくはコチラURL:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mierukasystem.html

(注.4)スマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis(ウカビス)」

スマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis」は、スマートフードシステムを叶えるための、生産、加工・流通、販売・消費、資源循環、育種/品種改良 におけるデータ共有を可能とする情報連携基盤です。※ホームページURL:https://www.ukabis.com/

よくある質問

この取り組みのメリットは?

環境負荷低減の取り組みを客観的なデータとして提示でき、輸出先での信頼性向上や高単価販売が期待できます。

どのシステムを使っていますか?

SmartBarcode、WAGRIのGHG排出量算定API、およびukabisを連携させています。

誰が利用できますか?

主に農業者や輸出事業者が、環境価値を付加した農産物の流通に活用可能です。