松岡正剛のイシス編集学校を支える8人の文化人・有識者

松岡正剛のイシス編集学校が8人の文化人・有識者と「ISIS co-mission」会議を開催。
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  • 📰 発表: 2026年4月3日 00:10
  • 🔍 収集: 2026年4月2日 19:36
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月17日 23:33(収集から363時間56分後)

株式会社編集工学研究所(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:安藤昭子)が運営するイシス編集学校には、校長・松岡正剛の構想を発展させ、次代に継承しようと伴走する8人の文化人・有識者とイシス編集学校の講座リーダーからなる「ISIS co-mission」がある。その名づけはミッションを共有するという意味からきている。知のネットワークとして学校の思想や構想を支える。春の開講を前に会議を開催した。本リリースでは、その役割と動きをご案内する。

1|編集工学を学ぶ場としての「イシス編集学校」

イシス編集学校は、編集工学者・松岡正剛が2000年に創設した、編集という「思考の方法」を学ぶための学校だ。

ここでいう「編集」とは、文章制作や情報整理の技術にはとどまらない。生命、歴史、文化など、始まりがあって終わりがあるところ、インプットがあってアウトプットがある、そのあいだでおこっていることを全て「編集」ととらえている。

そのプロセスである「情報の収集」「情報の関係づけ」「情報の構造化」「情報の表現」、それぞれの方法に更新をかけ、体得する。その入口にあたるのが、基本コース[守]である。半年に一度開講される本コースでは、編集の基礎となる38の型を集中的に学び、身体化する。

第57期[守]は、2026年4月26日に申込締切、5月11日に開講を迎える。

2|学校を支える〈知のネットワーク〉:「ISIS co-mission」

イシス編集学校の特徴のひとつが、「ISIS co-mission(イシス・コ・ミッション)」と呼ばれるアドバイザー制度だ。これは、校長・松岡正剛が構想した編集的思想を、現在進行形の学びの形として発展させ、次代へとつないでいくための仕組みだ。思想・学問・表現・テクノロジーなど多様な分野で活躍する文化人・有識者が集い、学校の思想と運営に伴走的に関わる知のネットワークとして機能している。ISIS co-mission は、講師でも日常運営でもない立場から、「いま編集教育は何を引き受けるべきか」、「社会の変化に対し、どのような〈方法〉を提示できるのか」といった根源的な問いを学校にもたらしている。

3|3月27日開催「ISIS co-mission ミーティング」

ISIS co-mission の全メンバーが集うミーティングが2026年3月27日に開催された。AI の急激な進化は、近代以降の成果主義に大きな問いを投げかけることになる。成果はAIに委ねられることがますます進むことが予想される。そのとき重要になってくるのが、以下の事柄である。

・自分自身の学びの体験と身体化

・判断や決断の際の美学や世界観

・人間をつなぎなおすための共有知、共有記憶

・想像力をかきたてる予期できない偶然や余白

ISIS Co-mission ミーティングでは、すでにイシス編集学校の編集稽古では実現していることの現代的意義、未来的意義を、どのように言語化し伝えていくかについて、活発に議論が行われた。

4|ISIS co-mission を構成する9人

ISIS co-mission には、以下の9名が参画している。

  • 田中優子(江戸文化研究者/イシス編集学校 学長)

  • 今福龍太(文化人類学者・批評家)

  • 大澤真幸(社会学者)

  • 武邑光裕(メディア美学者)

  • 津田一郎(数理科学者)

  • 井上麻矢(劇団こまつ座代表、エッセイスト)

  • 鈴木健 (東京大学特任研究員)

  • 宇川直宏(現“在”美術家・DOMMUNE主宰)

  • 鈴木康代(イシス編集学校 基本コース[守]学匠)

それぞれの専門領域は異なるが、共通しているのは、編集工学を現代社会における〈思考のインフラ〉として捉えている点である。

──ISIS co-mission プロフィールとエンドース・コメント

2026年3月27日に開催されたISIS co-mission会議では、各分野で活動する9人の文化人・有識者が一堂に会し、編集学校の現在とこれからについて意見を交わした。以下には、メンバー一人ひとりのプロフィール要約とともに、イシス編集学校へのエンドース・コメントを紹介する。

■田中優子(法政大学名誉教授、江戸文化研究者/イシス編集学校 学長)

【プロフィール要約】 江戸文化研究者。松岡正剛と長年にわたり思想的交流を持ち、自らもイシス編 集学校で学びを重ねてきた。現在は学長として学校全体を見渡す立場にある。

【コメント】私自身が身をもってイシス編集学校の守破離(コース)を体験するなかで、ここでは「ものの見方が変わる」ことを実感しています。これは大変重要なことであり、分野で区切られている大学という世界には全くないことです。学び・発見・表現は、こちらの方向に向かわないとダメなのだと考えています。ものの見方が変わる仕組みをつくり、それを言葉にしていく仕組みを発展させていく必要があります。その観点から、イシス編集学校の可能性に期待しています。

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■今福龍太(文化人類学者・批評家)

【プロフィール要約】文化人類学・思想・表現を横断する批評家。松岡正剛「千夜千冊」にもたびたび登場し、編集学校との思想的接点を長く持つ。

【コメント】イシス編集学校は、松岡正剛氏の方法の学校であり、「教える」と「学ぶ」が2極分化してしまったいま、理論と実践を統合的にとらえなおし、教え学ぶことの同根性を発見する学校だと思います。これは私自身も考え続けたテーマです。制度的教育の在り方に疑義を持ち、2001年から奄美自由大学を運営していますが、こうした経験と知見をもって、志を同じくする編集学校と共闘していきます。

■大澤真幸(社会学者)

【プロフィール要約】社会学者。松岡正剛と20代の頃から親交を持ち、『知の編集工学』増補版では解説を担当。現代社会と編集の関係を問い続けている。

【コメント】松岡正剛氏がやっていることが、今後も続かないといけない。これは日本にとって大事なことだと思っています。知識伝達だけの勉強ではなく、総合的な知、価値観、美意識といったものが全体として継承されていくべきだと考えます。広い意味での文化継承、ものの見方の継承と変容に向けて一助になれば幸いです。

■ 武邑光裕 (メディア美学者)

【プロフィール要約】メディア論・情報文化研究の第一人者。デジタル環境における編集のあり方を問い続けてきた。

【コメント】 ベルリンに7年滞在し現地の大学を経験、ヨーロッパやアメリカの教育の在り方を研究してきました。マイクロ・スクールが世界で進む中、日本は新しい教育システムの整備が遅れています。私自身たちあげた武邑塾も10周年を迎え、新しい局面を迎えました。松岡正剛氏がされていることは、新しいカウンター・カルチャーの提示です。この流れを日本の中で持続的に全うしていく必要性がさらに増しており、この流れの中で何らかご支援できれば幸いです。

■津田一郎(数理科学者)

【プロフィール要約】数理科学者。松岡正剛と科学・生命・物語をめぐる対話を長年続けてきた。

【コメント】2023年に松岡正剛氏と共著を出版いたしました。私自身の専門分野は数学や物理をベースにした数理科学ですが、松岡氏とのプロジェクトは、違う分野と交錯し、際(バウンダリー)を感じます。物理・数学という学問のゆるぎない土台ではなく、常に土台を揺るがしていたいですし、揺らいでいるところから新しいことが生まれると考えます。今はデザインや物語にも関心が及んでおり、こうしたテーマでもイシス編集学校と共同し、新しいことを生み出せればと考えています。

■井上麻矢(劇団こまつ座代表、エッセイスト)

【プロフィール要約】 劇団こまつ座代表。イシス編集学校[守]の卒門生でもあり、「型」と創作の 関係を実践的に体現してきた。

【コメント】私自身がイシス編集学校で学んだことの基礎に帰りながら、劇団こまつ座を継いで以来15年経営してきました。物語について、特に、自分なりの物語をつくった上で世に出していくということを、徹底的に教えていただきました。こまつ座社員も編集学校で学ばせていただきました。松岡正剛先生が教えてくださったことを次の世代の人たちに伝えるべく、お手伝いができればと考えています。

■鈴木健(東京大学特任研究員)

【プロフィール要約】起業家・思想家。情報環境やAI時代における編集の社会的役割を構想している。

よくある質問

ISIS co-missionとは何ですか?

イシス編集学校の校長・松岡正剛の構想を発展させ、次代に継承するために伴走する8人の文化人・有識者と講座リーダーからなる知のネットワークです。

イシス編集学校で学べる「編集」とはどのようなものですか?

文章制作や情報整理に留まらず、生命、歴史、文化などあらゆる事象における情報の収集、関係づけ、構造化、表現の方法を学ぶ思考法です。

第57期[守]コースの申込締切と開講日はいつですか?

申込締切は2026年4月26日、開講日は2026年5月11日です。