【子ども・若者6.5万件の声を分析】「苦しみをわかってもらえた」体験が、支えへの気づきや他者への関心とどのように関わるのか

一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会は、約6.5万件の子ども・若者の自由記述を分析し、「苦しみをわかってもらえた」体験が、自己の支えへの気づきや他者への関心と関連することを発見した。この研究成果は国際誌Palliative Care and Social Practice(SAGE)に2026年3月に掲載された。協会は2026年4月18日に11周年シンポジウムを開催し、このテーマについて議論する。
調査NQ 77/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月14日 19:00
  • 🔍 収集: 2026年4月14日 10:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月19日 18:06(収集から127時間34分後)
近年、日本では子ども・若者の自殺や不登校の増加が深刻な社会課題となっています。




こうした中で、「苦しみが声になる前」に、どのように関わることができるのかという問いが、重要なテーマとなっています。









このたび、一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会(東京都港区、代表理事:小澤竹俊)は、全国の学校等で実施してきた教育プログラム「折れない心を育てるいのちの授業」における約6.5万件の子ども・若者の自由記述を分析し、









苦しみを「わかってもらえた」と感じる体験と、自分の支えへの気づきや、苦しんでいる人への関心との間に、一定の関連が見られました。









本研究成果は、国際誌 Palliative Care and Social Practice(SAGE) に掲載されました。









■トピックス










子ども・若者約6.5万件の自由記述を対象に質的分析を実施










「わかってもらえた」体験と、支えへの気づきの関係に着目










支えに気づくプロセスと、他者への関心との関わりについて示唆










苦しみの解決が難しい場合でも、支えに目を向けることで変化が語られていた










■背景




こうした子ども・若者を取り巻く課題に対しては、早期発見や支援体制の整備が進められている一方で、苦しみが「声になる前」の段階で、どのように関わることができるのかという視点は、十分に探究されてきませんでした。









また、教育現場においても、知識やスキルの習得に加え、「苦しみを抱える人にどう関わるか」「自分自身の支えにどう気づくか」といった関係性のあり方は、体系的に扱われる機会が限られています。




■主な知見




分析の結果、以下のような特徴的な変化のプロセスが見られました。










「わかってもらえた」と感じる体験が、支えへの気づきとして語られていた










支えに気づく中で、「自分にもできることがある」という感覚の芽生えが見られた










そうしたプロセスの中で、他者を支えようとする姿勢の萌芽が記述の中に見られた










特に、苦しみそのものを解決することが難しい場合でも、「支え」に目を向けることで、穏やかさや前向きな変化が語られており、その可能性が示唆されました。









また、苦しみが誰かに認められ、共有される関係の中で、人が自分自身を「これでよい」と感じられる可能性も示唆されています。





















■本研究の意義




本研究は、ホスピス・緩和ケアの現場で培われてきた視点を基盤に、「苦しみ」と「支え」に関する知見を教育の文脈に応用した点に特徴があります。









従来、医療や福祉の領域で重視されてきた関わりのあり方が、子ども・若者の学びの中でも意味を持ち得ることを示しており、孤独・孤立の予防や、支え合いの文化を育む基盤としての可能性が示唆されます。




■論文情報












From suffering to support:
Applying the essence of spiritual care to compassion education for children and young people









掲載誌:Palliative Care and Social Practice(SAGE)




Volume 20Mar 2026




論文URL:https://journals.sagepub.com/doi/epdf/10.1177/26323524261432234













■今後の展開




本研究で得られた知見をもとに、学校・地域・医療福祉の現場において、苦しみが「声になる前」の段階から関わることのできる実践のあり方を探究していきます。






















また、こうしたテーマについては、2026年4月18日に開催予定のエンドオブライフ・ケア協会11周年シンポジウムにおいても取り上げ、実践者や研究者、地域の担い手とともに考える機会を予定しています。









URL: https://endoflifecare.or.jp/programs/show/9153












■団体について




一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会は、
ホスピスの現場で学んできた「苦しみ」と「支え」に関する知見をもとに、
誰もが実践できる形での学びとして全国に届けています。









対話を通して「わかってもらえた」と感じる体験は、
人が自分の支えに気づき、他者とのつながりを取り戻すきっかけとなります。




学校・家庭・地域をつなぐ学びを通じて、
世代を超えて支え合える社会の実現を目指しています。









・法⼈名:⼀般社団法⼈エンドオブライフ・ケア協会




・所在地:〒105-0001 東京都港区⻁ノ⾨三丁⽬17番1号 TOKYU REIT ⻁ノ⾨ビル6階




・設立: 2015年4月21日




・代表者:⼩澤 ⽵俊




・URL: https://endoflifecare.or.jp/




・Facebook: https://www.facebook.com/endoflifecare.or.jp

よくある質問

この研究はどのようなデータを分析しましたか?

全国の学校等で実施した教育プログラムに参加した子ども・若者の自由記述、約6.5万件を分析しました。

研究からわかった最も重要なことは何ですか?

苦しみを「わかってもらえた」と感じる体験が、周囲の支えに気づき、他者を支援しようとする姿勢に繋がることです。

エンドオブライフ・ケア協会とはどのような団体ですか?

ホスピスの現場で学んだ「苦しみ」と「支え」に関する知見を、教育や地域社会での学びに変換し、提供している団体です。