家事代行マッチングサービス「タスカジ」を運営する株式会社タスカジ(本社:東京都港区、代表取締役:和田 幸子)のシンクタンク「タスカジ研究所」は、2026年6月、梅雨の家事ストレスに関するアンケート調査を実施し、その結果を発表いたします。
梅雨の家事ストレスに関する実態調査(2026年)
高気密・高断熱化が進む現代の住宅では、古くから伝わる「換気のために窓を開ける」「カビを見つけたらとりあえず水拭き」といった家事の習慣が、かえってカビや菌を増やしてしまうことがあります。しかし、こうした事実はまだ多くの家庭に知られていません。
タスカジ研究所は2026年6月、梅雨の家事に関するアンケートを、タスカジ利用者(依頼者)とタスカジに登録する家事のプロ(タスカジさん)に対して実施しました。本調査では、依頼者が「効果があるか不安」と感じながら行っている対策と、プロが現場でよく見かける「実は逆効果な行動」との間に、認識のギャップがあることが明らかになりました。本レポートでは、その実態をデータで紹介するとともに、プロが推奨する対策をお伝えします。
調査概要
1.依頼者が「不安に感じている対策」と、プロが「現場で見かける行動」
まず、依頼者に梅雨の家事で最もストレスを感じる場所・作業を聞きました。最も多かったのは「お風呂のカビ・水垢」(64.1%)で、次いで「キッチンの衛生」(60.6%)、「洗濯物の部屋干し」(50.7%)が続きました。いずれも水分や湿気にさらされやすく、梅雨の時期に手入れが集中する場所です。
【図1】梅雨時期に家事ストレスを感じる場所(依頼者・複数回答、n=142)
続いて、依頼者が「効果があるか不安」「正しいやり方がわからない」と感じている梅雨対策を聞きました。最も多かったのは「雨の日に換気のために窓を開けるべきか」(57.0%)でした。半数以上の依頼者が、毎年繰り返している行動の正しさに自信を持てていないことがわかります。
【図2】「効果があるか不安・正しいやり方がわからない」と感じる梅雨対策(依頼者・複数回答、n=142)
一方、タスカジさん(ハウスキーパー)には、依頼者宅でよく見かける「良かれと思っているが、実は逆効果な行動」を聞きました。最も多かったのは「雨の日でも窓を全開にしている」(27.3%)、次いで「カビを水拭きしている(菌を広げてしまう)」(22.7%)でした。依頼者が「正しいかわからない」と感じている行動と、プロが現場で見かける行動が重なっていることがわかります。
【図3】プロが依頼者宅でよく見かける行動(タスカジさん・複数回答、n=44)
依頼者の57.0%が「雨の日の窓開け換気」に疑問を持ちながらも続けており、プロの27.3%がこれを現場で見かけています。多くの家庭で、効果が不確かな習慣が今も続いていることがうかがえます。 依頼者の26.8%が「水拭き」に不安を感じながら実行し、プロの22.7%が現場で見かけています。両者の数値が近いことは、この行動が「やりがち」であると同時に「逆効果になりうる」ことを示しています。
2.「換気」と「カビへの水拭き」、よくある2つの落とし穴
「雨の日は窓を開けて空気を入れ替えましょう」。かつては正しかったこの考え方が、今の住宅では当てはまらない場合があります。気密性の高い現代住宅では、窓を開けることで外の湿った空気が室内に入り、かえって湿度を上げてしまうことがあります。湿度が高い日は、除湿機やエアコンの除湿運転で室内の湿度を調整するほうが効果的です。
プロの声:「雨の日の窓全開」について
- 「梅雨にカビが増えているお宅では、雨の日でも換気のために窓を全開にしていることが多いです。梅雨の外気は室内より湿度が高いことが多く、外気を取り込むことで室内の湿度が上がり、カビが育ちやすくなってしまいます」(タスカジさん・掃除担当)
もう一つの落とし穴が、「カビを見つけたらすぐ水拭き」という行動です。水拭きはカビを物理的に広げ、周囲に胞子をまき散らしてしまうことがあります。プロは、アルコールスプレーを直接吹きかけて除菌してから、乾いたペーパーで拭き取る方法をすすめています。
プロの声:「カビへの水拭き」について
- 「カビを見つけて、とっさにタオルで水拭きしてしまう方はとても多いです。これはカビの胞子を広げてしまう行動です。アルコールスプレーを吹きかけてから、乾いたペーパーで拭き取るのがおすすめです」(タスカジさん・掃除担当)
3.対策グッズが、かえって「手間」を増やしている
梅雨対策として多くの家庭が使う、市販の除湿剤や防カビ剤。しかし今回の回答を募った、「市販グッズへの不満」(自由記述)からは、グッズに頼ることが、かえって新しい家事の手間を生んでいる実態が見えてきました。
特に多かったのが、除湿剤・除湿機の「水捨て」の手間です。自由記述では16件以上が「除湿剤・除湿機の水を捨てるのが面倒」と回答し、「いつ水がたまるかわからない」「こぼしそうで怖い」「どこに置いたか忘れる」といった声が寄せられました。安心のために置いたはずのグッズが、「確認・廃棄・補充」という新たな手間につながっているのです。
依頼者からの声
- 「除湿機の水が溜まる場所の清潔を保つのが大変。すぐに水が溜まり止まってしまう」(40代・女性)
- 「どこに何個置いてあるか、何個回収したら終わりかわからなくなる」(40代・女性)
- 「防カビ剤の効果がいつまで続いているか分かりにくい。本当に効いているのかさえ疑問」(50代・男性)
- 「除湿剤をたくさん置いて管理すること自体がストレス。交換の目安がわからない」(50代・女性)
4.プロが実践する「モノを増やさない家事」
では、家事のプロはどのような工夫をしているのでしょうか。「プロがすすめる掃除の工夫」を募集したところ、そこから見えてきたのは、「グッズを増やす」のとは逆の、「モノを減らして空気の通り道をつくる」という考え方でした。
「グッズを増やすよりも、モノを減らして空気の通り道を増やすことが大事だと感じています。定期的に収納の扉を開けてサーキュレーターで空気を回す。収納にモノを詰め込みすぎない。梅雨の前後に収納を一度全部出して整理する。これだけで、除湿剤に頼りすぎなくても清潔を保てます」
— 整理収納担当タスカジさん
「お風呂のカビ対策で一番効果があるのは、使用後にタオルで壁の水分を拭き取ることです。乾いた状態を保てれば、防カビ剤はほとんど必要ありません」
— 掃除担当タスカジさん
依頼者に「梅雨の時期にプロの手を借りたいと思うか」を聞いたところ、「とても思う」が49.0%、「やや思う」が39.3%と、あわせて約9割がプロへの依頼意向を示しました。
【図4】梅雨時期にプロの手を借りたいと思いますか?(依頼者・単一回答、n=142)
「ピカピカになったキッチンや浴室を見ると、感謝と同時に、ストレスから解放されて、本当にお願いしてよかったと思えます」
— 梅雨時期にプロへ依頼してよかったと感じた理由(50代・女性)
まとめ
今回の調査でわかった
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:タスカジ / 家事代行マッチングサービス