潘国霊の小説『石頭島』 小石に触れながら香港の物語を語る

香港作家の潘國靈が病と闘いながらも創作を続け、最新小説「石頭島及最初的人」を発表。香港各地の石を巡り、その背景にある物語を語る作品で、香港の歴史や文化、風土人情を深く掘り下げている。
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  • 📰 発表: 2026年5月12日 09:51
  • 🔍 収集: 2026年5月12日 10:01(発表から10分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月12日 10:59(収集から57分後)
中央社ニュース (中央社記者・邱祖胤、台北12日電)香港の作家、潘国霊は病に苦しみながらも創作を続けている。最新小説『石頭島及最初的人』では、独自の切り口で香港各地の石を探し、「小石に触れながら」その背後にある心を打つ物語を語っている。 『石頭島』は、親友同士の2人を描くフィクションだ。1人は石に魅せられた「遊幽」、もう1人は編集者であり「遊幽」の理解者でもある「幽明」。全編は「遊幽」の案内によって進み、読者を香港島南区、中区、湾仔、銅鑼湾、さらには石塘咀や九龍半島などへと精神の旅に誘い、各地の逸話、歴史、都市伝説、風土や人情を細やかに語っていく。 本書にはまた、「幽明」の視点による「新界散点」「長洲之行」などの章も挿入されている。最後の「石頭暗室」は、「遊幽」が「幽明」に宛てて書いた手紙であり、その射程は古今東西へと広がる。聖書、ギリシャ神話、中国神話、さらに文学や詩における石に関する記述を論じるとともに、自身がどのように石室から「暗室」へ、そして「囚室」へと至ったのかを自らに重ねて語っている。 聯合文学出版の編集長、周昭翡は、潘国霊が2024年に聯合文学から出版した『身体変奏曲』で高い評価を得たと述べた。新作『石頭島及最初的人』は彼にとって9作目の小説であり、石という存在を通して身体、文化、歴史を宇宙へとつなげる作品だという。香港という土地で石を採り、石を探し、自ら石の道筋を築きながら、多くの曲折と苦難を経て、時がもたらす贈り物を拾い集める。道中のつぶやきから暗室で命をつなぐまでを描く本作は、病後を生き延びた作者自身の『石頭記』とも言える。生命が時とともに流れ去るさまは、都市景観のさまざまな変化や消失とも重なっている。 今週日曜日(17日)には、香港の界限書店で「頑石與靈石的約定──潘國靈『石頭島及最初的人』讀書會」が開かれ、香港の作家である葉秋弦、労緯洛の2人が講師を務める。(編集:李亨山)1150512 ニュースの自由を守る力となるため、事実とともに立つ選択を。皆さまの一つ一つの支援が、その力になります。 中央社の「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで入手できます。 本サイトの文章、写真、映像および音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、または利用することはできません。