頼清徳総統は4月22日から27日まで、アフリカの邦交国であるエスワティニ王国を訪問する。同国の国王即位40周年および58歳の誕生日の祝賀式典に出席し、国王と共同公報に署名するほか、両国の外相による関税相互援助協定の署名に立ち会う。また、台湾産業イノベーションパークなどの報告を聴取する予定だ。
林佳龍外交部長は午前、ラジオ番組「POP撞新聞」の専属インタビューで、専任機による直行便は蔡英文前総統の際も効果が非常に高く、時間を短縮できると説明。これは元首の出訪における安全、快適性、利便性などを総合的に考慮した結果であると述べた。
林氏は、米国を立ち寄り先(トランジット)としないのは自然なことだと指摘。一方は東、一方は西であり、地球は丸いとはいえ一周する必要はなく、また前回の頼総統による太平洋諸国への訪問では、米国のハワイとグアムに立ち寄った実績があるとした。
頼総統が米国本土に立ち寄れるのかという外部の疑問に対し、林氏は「米国は一貫して頼総統を歓迎している」と強調。「将来の通例的な立ち寄りについては自信を持つべきであり、時機が熟せば対外的に説明する。台湾の対米投資は多く、立ち寄りの選択肢も多い。ましてや米国は現在、中東戦争や米中首脳会談(川習会)などの考慮事項に直面しており、頼総統の訪問も適切な時期と目的が必要だ」と述べた。
司会者が、中国が台湾の邦交国を利誘しており、今年からアフリカ諸国に対して零関税措置を開始する中でエスワティニのみを除外している点について問うと、林氏は、中国の零関税政策による台湾への圧力は非常に大きいが、台・エスワティニの国交は強固であると認めた。中国の「一帯一路」が援助国に後遺症をもたらしているのに対し、台湾は自身の発展経験に基づいたいわゆる「台湾モデル」で協力しており、その成果は隣国から羨望されていると語った。
また、ブラジルの駐台代表であるルイス・クラウディオ・ヴィラファニェ・ゴメス・サントス氏が「台湾は中国の一部」と称し、国民党主席も同意見であると名指ししたことについて問われた。
林氏はこれに対し、外交部が抗議を表明したと回答。サントス氏はもともとブラジルと台湾の経済・貿易機会について話していたが、後に「話が脱線した」とし、外交部はこれを深刻に受け止めていると述べた。台湾内部の両岸関係のやり取りが一部の人に誤った理解を与えているのであれば、対応と防犯が必要だと指摘。またサントス氏に対し、「一つの中国」は台湾企業の投資を保障しないと説明したという。
林氏は、台湾と一部の国との関係は「一つの中国」に関係があるかないかではないと指摘。台湾の国力が向上し続け、世界中が台湾と友人になりたいと考えている時に、「なぜ一つの中国に縛られなければならないのか」と述べた。一部の国がことあるごとに「一中」を持ち出す中で、政府がどうやって企業の投資を奨励できるのか、これは主権に関わるだけでなく、企業の財産権にも関わる問題であると強調した。
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- 出典:中央社 CNA
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