(中央社フランス・エビアン17日綜合外電報導)七大工業國集團(G7)首脳は本日、アメリカ大統領ドナルド・トランプがウクライナ問題において方針転換を示したことに歓迎の意を表明した。米国がロシアに対してより強硬な立場を取ることで、戦争の早期終結に向けた国際的な団結がこれまでになく強固になったと評価している。

アフロス通信によると、フランスのリゾート地エビアンで開かれた3日間のサミットでは、トランプ氏がイランとの衝突終結に向けた合意を主導したほか、ロシアに対する制裁強化を通じてウクライナとの和平交渉を促す方針が議論の中心となった。

中東情勢に大きな進展があり、トランプ大統領はイランとの長期間にわたる対立を終結させる覚書に署名した。また、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、アメリカの首脳は、ウクライナ戦争に関する共同声明に合意した。これは昨年のサミットと対照的である。昨年はトランプ氏が早期に離脱し、共同声明の採択が失敗に終わっていた。

ドイツのメルツ首相(Friedrich Merz)は『プロセスは非常に困難だったが、価値あるものだった』と述べ、この共同声明を『成功』と評価した。

声明の内容によると、ウクライナへの防空システム支援の拡大に加え、ロシアの戦時経済への制裁強化が決定された。特にモスクワの化石燃料収入への打撃が強調され、圧力を高める措置が盛り込まれた。

フランスのマクロン大統領(Emmanuel Macron)は、アメリカのウクライナ問題への対応に『非常に深い変化』が見られると称賛し、トランプ氏がロシアのプーチン大統領(Vladimir Putin)が真の和平を望んでいないことを理解したと指摘した。

イタリアのメローニ首相(Giorgia Meloni)は、ウクライナ問題に関して『双方に多くの合意がある。これは当然のことではない』と述べ、『摩擦や対立は一切なかった』と強調した。

サミット期間中、ウクライナのゼレンスキー大統領(Volodymyr Zelenskyy)も現地に出席した。トランプ氏は複数回にわたり、ロシアに対してより強硬な姿勢を示し、モスクワが和平合意を求めるべきだと強調した。また、双方の死者・負傷者が増加し続ける状況に不満を表明した。

外交筋によると、G7はウクライナ企業が長距離ミサイルや防空システムを生産するための許可を承認することで合意した。

本日の昼食会では、人工知能(AI)に関する議題が焦点となった。一部のG7欧州諸国は、デジタル環境の急速な変化から未成年者を守るためのサイバーセキュリティ強化を主張したが、この提言に対してアメリカ側が不満を示した。

G7首脳は共同声明の中で、テクノロジー業界に対し『安全で信頼性が高く、年齢に応じたデジタル体験を保証する技術やシステムを開発・導入する』よう呼びかけた。

エビアン湖畔のリゾート地に滞在中のトランプ大統領は、会議の中心的存在だった。フランス当局は、予測不能な行動で知られるアメリカ大統領がサミット全行程に参加し、G7共同声明に署名したことに満足を示している。

サミット終了後、マクロン大統領はトランプ氏をパリ近郊のヴェルサイユ宮殿に夕食に招待した。

トランプ氏のスタッフが公開した映像によると、キャンドルライトの晩餐会の最中に、トランプ大統領は中東戦争終結に向けた覚書に正式に署名し、出席者から拍手が送られた。

トランプ氏は、イランが義務を遵守しない場合、アメリカは軍事行動を再開する用意があると警告し、『彼らがルールを守らなければ、即座に爆撃を再開し、頭上に直撃させる』と述べた。(編集:徐睿承)1150618

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
  • 原文内の日付3日間のサミット
  • 製品・サービス:防空システム / 長距離ミサイル