中央社報道

(中央社記者 吳家豪 台北18日電)米連邦準備理事会(Fed)が金利を据え置き、インフレ予測を大幅に上方修正したことを受け、米国株式市場の主要3指数は下落で取引を終えた。一方で、台湾積電(TSMC)の米国預託証券(ADR)は1.48%上昇し、逆風の中でも堅調な動きを見せた。投資顧問会社は、地政学的リスクの低下が世界の投資マインドを安定させていると指摘する一方、米連邦準備理事会のタカ派的な姿勢が台湾株式市場の資金面に圧力をかけていると分析。端午節の連休前に売り圧力が強まる可能性があるとして警戒を呼びかけている。

米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が17日507.12ポイント0.98%)安の51492.55ポイントで取引を終えた。S&P500指数は91.25ポイント1.21%)下落し、7420.10ポイント。ナスダック総合指数は354.69ポイント1.34%)下げ、26021.66ポイントで引けた。一方、半導体株中心のフィラデルフィア半導体指数は182.85ポイント1.38%)高の13477.07ポイントと上昇した。

台湾市場では、17日の指数先物が決算を迎えた。プラスチックや金融株の上昇を背景に、台湾株式市場はもみ合いながらも上昇し、加権指数は終値で68.2ポイント高の45877.39ポイントで引けた。出来高は1兆1020億5100万台湾ドル。三大機関投資家の売買動向では、合計で255.93億台湾ドルの売り越し。うち、自営部門が42.97億台湾ドル売り越しで3営業日続いた買い越しに終止符。投信は6.4億台湾ドル売り越しで13営業日続いた買い越しを停止。外資・中国資本は206.56億台湾单职业売り越しで3営業日続いた買い越しを終えた。

経済見通しに関して、国泰・台湾大学チームは、人工知能(AI)インフラ投資の拡大に加え、株価の上昇や旅行需要の回復などを背景に、台湾の2024年経済成長率予測を5.8%から10.1%に上方修正した。また、台湾中央銀行が18日に開催される理事会で金利を据え置くと予想している。

金融業界では、国泰金と中信金が永豐金を買収する可能性があるとの報道が広がっている。これに対し、永豐金の朱士廷総経理は17日の法人説明会で、「江湖のうわさ」としてコメントを控えた。

不動産業界では、興富發建設が17日に株主総会を開催。同社の廖昭雄发言人は、「不動産市場の最も厳しい時期はすでに過ぎた」と述べた一方で、現在の株式市場の過熱による資金の磁気吸着効果を指摘。今後半年間は不動産市場の明確な回復は難しいとの見通しを示した。(編集:林家嫻)1150618

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