中央社報道
(中央社記者 陳婕翎 台北17日電)端午節が近づき、台湾全土で高温で蒸し暑い日が続いています。多くの人々が「まるで蒸籠(せいろ)の中の肉まんのように感じられる」と話しています。国健署は、高血圧、糖尿病、心臓病、腎臓病などの慢性疾患を持つ人々に対し、体温調節機能が弱いため、熱傷害のリスクが高くなると注意を呼びかけています。予防のための3つのポイントを守ることで、熱傷害から身を守ることができます。
衛生福利部国民健康署は、本日発表したプレスリリースで、高温・多湿な暑さに対する健康リスクに注意喚起しました。特に高血圧、糖尿病、心血管疾患、腎臓病などの慢性病患者は、高温に対する生理的な調節機能が弱いため、適切な予防策を講じないと、熱傷害を引き起こしやすくなると指摘しています。
国健署コミュニティ健康課は、熱傷害を防ぐための3つのポイントを提示しています。
1つ目は「涼しさを保つ」ことです。賢明な服装選びと環境の冷却が重要です。服装は、明るい色でゆったりとした通気性の良いものを選ぶようにしましょう。外出時には、広つばの帽子や日傘、サングラスを着用して紫外線から体を守ってください。
屋外だけではなく、室内でも熱傷害のリスクがあります。国健署は、室内にいる場合でも室温に注意するよう呼びかけています。適度にエアコンを活用し、サーキュレーターや扇風機と組み合わせて空気を循環させることで、効果的に温度を下げられます。また、エアコンが完備された公共施設を利用するなどして、蒸し暑い環境に長時間いないようにしましょう。
2つ目は「水分補給」です。医師の指示に従って、適量の水分を摂取しましょう。国健署によると、人間の体の約70%は水分で構成されています。のどが渇く前に、こまめに水分を補給することが大切です。のどが渇いた時点で、すでに体は脱水状態にあります。アルコールや糖分の多い飲み物は、かえって体の水分を奪うため、避けるようにしましょう。
特に注意が必要なのは、腎臓病などの慢性疾患を持つ人々です。国健署は、こうした人々の体内の水分調節機能や排泄機能は制限されているため、暑い時期でも無制限に大量の水分を摂取してはいけないと警告しています。事前に医師と相談し、1日に適した水分摂取量や上限を決め、個人の病状に応じて調整することが推奨されています。過剰な水分摂取は、腎臓などの臓器に負担をかけ、健康を損なう可能性があります。
3つ目は「警戒心を高める」ことです。気象象庁が発表する高温注意報に注意を払い、高温時の外出を避けましょう。やむを得ず外出する場合は、日陰を歩き、日焼け対策を徹底してください。また、慢性病患者が日常的に服用している薬、例えば降圧薬やインスリンなどは、高温や蒸し暑い車内に放置しないようにしましょう。高温で薬が変質し、効果が失われる恐れがあります。
国健署は、自分自身や周囲の人が体温の上昇、皮膚が乾燥して赤くなる、動悸がするなどの熱傷害の兆候を示した場合は、すぐに日陰で風通しの良い場所に移動し、服を緩めて、冷たい水で体を拭いて体温を下げるように呼びかけています。意識がはっきりしている場合は、少しずつ塩分を加えた冷たい水や電解質飲料を飲ませてください。症状が改善しない場合は、すぐに医療機関を受診するよう勧めています。(編集:張雅淨)1150617
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- 出典:中央社 CNA
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- 原文内の日付:1150617