中央社報道(記者・呂佳蓉 台北17日発)

国民党の立法委員・王鴻薇氏は、本日立法院の委員会で、台東県長・饒慶鈴が録画映像で海峡論壇に参加したことを問題視し、政府に対して調査・処分を求めるべきだと質疑した。王氏は、この対応を「権限を誇張している」と批判し、『鶏の羽根を令旗のように扱っている』と表現した。

これに対し、大陸委員会(陸委会)の邱垂正主委は、海峡論壇は中国共産党が主導する統一戦線(統戦)のプラットフォームであり、台湾の分断や中華民国の解体を狙った宣伝活動の場だと強調。『なぜ統戦の場で交流するのか』と反論した。

立法院第11期第5会期の内政委員会第17回全体会議が本日開催され、王鴻薇氏と邱垂正氏の間で激しいやり取りが交わされた。

王氏は、政府が饒慶鈴県長の行為を調査・処分するのかと質問。邱氏は、中央および地方の公務員が海峡論壇に任何形式で参加することを禁止していると説明。出席だけでなく、録画映像の送付も「参加」に該当するとし、前例があることから内政部が行政調査を行うと述べた。調査結果を待って違法性を判断するとしている。

王氏は、『録画した動画を送るだけで両岸関係条例に違反するのか』と追及。邱氏は、主管機関の調査結果を尊重し、違法性の判断はそれ次第だと回答した。

さらに、王氏は、過去に現・賴清德総統が台南市長時代に中国と交流していたことを指摘し、『政府の基準はどこにあるのか』と問い質した。邱氏は、『彼(賴総統)は統戦プラットフォームでは交流していないだろう』と反論。海峡論壇は、台湾への浸透・分断・中華民国の解体を目的としたものだと強調した。

これに対し、王氏は『録画映像一つで中華民国が滅びるというのか。そんなに偉大なのか』と皮肉り、『笑止千万だ』と批判。行政権力で県市長が農民を支援する活動を妨げるべきではないと主張した。邱氏は、『職責に基づき、法に従って対応している』と応じた。

政府は今年、海峡論壇への参加禁止を強化。公務員の参加を全面的に禁止している。出席できなかった饒慶鈴県長は、あらかじめ録画した映像を送り、フォーラムで祝辞を述べた。

(編集:朱建陵)

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