中央通信社報道(記者:林尚縈、ベルリン発)によると、ドイツ最大の半導体産業クラスターである「サクセン・シリコンバレー」が主催する年次イベント「サクセン・シリコンバレー・デイ2026」が今週、ドレスデンで開催され、台湾が初めて公式パートナー国として招待された。

ザクセン州首相のミヒャエル・クレッチマー氏は開会式で、台湾のハイテク産業の成果を称賛し、台積電(TSMC)のドレスデン工場建設プロジェクトが円滑に進むよう全面的に支援する意向を表明した。

第20回となる「サクセン・シリコンバレー・デイ2026」は、2026年2月15日から17日までドレスデン空港で開催され、半導体、人工知能(AI)、先進製造、サプライチェーンのレジリエンス、持続可能な転換などをテーマに、欧州最大規模のマイクロエレクトロニクスおよび情報通信技術産業のイベントとして注目された。

駐独台湾代表処の報道資料によれば、今年のイベントには世界中の半導体関連企業、テクノロジー企業、政府関係者など2000人以上が参加し、過去最多の来場者数を記録した。

クレッチマー州首相は開会あいさつで、「台湾のハイテク産業の成果はドイツが学ぶべき点が多い」と述べ、台積電のドイツ工場建設プロジェクトが順調に進むよう全力で支援すると強調した。

駐独代表の谷瑞生氏は、「台湾:民主経済体の自然な価値パートナー」と題して基調講演を行い、台湾とドイツが民主主義という価値を共有していること、そして台湾がグローバル半導体およびAIサプライチェーンにおいて果たす重要な役割を強調した。

また、「独台経済フォーラム」(Deutsch-Taiwanisches Wirtschaftsforum)が、サクセン・シリコンバレー・デイの開会式において正式に設立された。

このフォーラムは、ドイツ連邦交通・デジタル基盤省の前政务次官であるダニエラ・クルッケルト氏と、ドイツ元連邦議員のフランク・ミュラー=ローゼントリット氏が共同で発起人となり、ドイツ企業、台湾企業、政治界、研究機関の連携を促進し、二国間の貿易・投資協力を推進することを目的としている。

クレッチマー州首相と谷瑞生代表は、開会式当日、「独台経済フォーラム」設立文書に共同で署名し、日独間の経済関係の深化を象徴する場となった。

谷代表は、「独台経済フォーラム」と「サクセン・シリコンバレー協会」が今後、より多くのドイツ中小企業と台湾の半導体サプライチェーンの連携を支援し、ドイツに進出する台湾企業が欧州の産業エコシステムに深く統合されるよう促進することを期待していると述べた。

公式イベントに加え、谷代表は主催者の手配により、複数の台湾企業およびサプライチェーン関連企業の出展ブースを視察し、台湾企業のドイツ市場における展開状況を確認するとともに、海外展開を続ける企業に対して政府の継続的な支援を表明した。(編集:陳慧萍)

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 関連組織:サクセン・シリコンバレー協会
  • 製品・サービス:サプライチェーン連携