(中央社記者 王揚宇 台北17日電)近年、弁護士が暴力や脅迫を受け、甚だしきは殉職する痛ましい事案が相次いでいる。弁護士の職務執行が違法に妨害されないよう確保するため、与野党の立法委員が罰則付きの改正法案を提出している。法務部は17日、医療法の規定を参考にした弁護士法改正案を策定し、現在予告手続を進めていると発表した。弁護士の職務安全と司法制度の正常な運営を守る狙いがある。
立法院の司法及び法制委員会は17日、国民党の翁曉玲、賴士葆、羅廷瑋各立法委員と民進党の李柏毅立法委員がそれぞれ提出した弁護士法改正案(第35条の1の新設)を審議した。法務部の馮成次長らが出席し、説明と質疑応答に応じた。
翁曉玲氏の提案では、弁護士に対して強暴、脅迫、恐喝、その他の違法な手段で業務の執行を妨害した者を、3年以下の懲役または30万台湾元以下の罰金に処すると規定している。その行為により弁護士が死亡した場合は無期懲役または7年以上の懲役、重傷を負わせた場合は3年以上10年以下の懲役を科すとしている。
一方、李柏毅氏の提案では、弁護士が職務を執行している際に強暴や脅迫を加えた者を、3年以下の懲役、拘留、または30万台湾元以下の罰金に処すると定めている。死亡させた場合は無期懲役または7年以上の懲役、重傷を負わせた場合は3年以上10年以下の懲役となる。
馮成次長は、法務部として弁護士への暴力攻撃を極めて重視していると強調した。現行法には傷害罪、脅迫罪、強制罪などの規定はあるが、弁護士が憲法上の訴訟権や正当な法的手続きを実現する上で果たす役割に鑑み、より適切な法的保護が必要だと指摘した。そのため、医療法の規定を参考に、弁護士法第35条の1に関する改正草案を策定。現在、予告手続を進めていると説明した。
法務部が提出した書面報告によれば、予告中の改正案は、司法関係者とともに職務を執行する弁護士に対し、強暴、脅迫、恐喝、その他の違法な方法で業務を妨害することを独立した罰則として明文化する。また、結果が重傷や死亡に至った場合には、より重い処罰を科す規定を設けることで、弁護士の職務安全と司法制度の円滑な運営を包括的に守るとしている。
立法委員の改正提案の目的である弁護士の職務尊厳と人身安全の保障については、法務部も賛同している。その一方で、弁護士の職務保護を強化するにあたっても、司法制度の公正な運営との関連性を考慮する必要があると述べた。(編集:張均懋)1150617
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