重電メーカーの士電は本日、株主総会を開催し、1株あたり5円の現金配当を承認するとともに、取締役の改選を行いました。士電は、今年も引き続きグリーン電力、蓄電、節電を中心としたエネルギー転換ビジネスに注力し、風力・太陽光・蓄電池、交通・公共工事、台電の強韌化計画に向けた統包工事の受注を推進しています。さらに、北米、欧州、中東、東南アジアなどへの海外市場の拡大も進めています。

今年の市況について、士電はAI関連の話題が広がり、半導体や電子産業の景気を後押ししていると指摘。政府による電力網の強靭化、再生可能エネルギー、鉄道・交通インフラの整備が続く中で、売上はさらに堅調に推移すると見込んでいます。

海外市場では、アメリカにおけるAI需要の高まりや、国内企業の海外投資拡大に伴い、電力需要が増加しており、電力・配電製品のアメリカ市場への輸出に追い風となっています。

士電は、AIと高性能コンピューティングの応用深化が、電子・情報通信サプライチェーンの発展を促しており、重電産業の成長動力が強まっていると分析しています。また、台電の「電力網強靭化建設計画」が実施のピークを迎えていることに加え、国際的なテック大手や台湾企業によるデータセンターの拡張が、巨大な電力インフラ需要を生み出していると説明しています。

同社は、世界的なエネルギー転換、電力網の更新トレンド、データセンターの拡張計画によって、事業が継続的に恩恵を受けると見込んでいます。特に、送配電用変圧器がキーリソースとして注目されており、受注の勢いが強まっています。北米、日本、東南アジア向けの輸出注文が顕著に成長しており、特にアメリカのテック大手がAIトレーニングやデータセンター構想に投資していることから、今後5~10年でアメリカ市場の需要が急速に拡大すると予測しています。今後は、欧米向けの高圧・大容量設備の国際認証取得を加速し、グローバルサプライヤーへの転換を図っていくとしています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース