(中央社倫敦16日綜合外電報導)ロシア軍は、英吉利海峡でロシア軍艦が英国籍の遊艇に向かって警告射撃を行ったことを確認しました。軍側は、この民間船が危険な速度で接近を続けていたため、やむを得ず措置を取ったと説明しています。英国国防部も、射撃は衝突を避けるためのものだったと述べました。

アメリカ放送協会(ABC News)によると、事件はイギリス領海外の英吉利海峡、ワイツ島の南約20海里の地点で発生しました。

ロイター通信とAFP通信の報道によれば、ロシア海軍の巡防艦「アドミラル・グリゴロヴィッチ」の乗組員は、軍艦と衝突する可能性のある航路を進む民間遊艇を発見しました。

ロシア国防省は、無線による連絡を複数回試みましたが応答が得られず、信号弾の発射や音響信号で注意を促したと説明しています。しかし「これらの措置にもかかわらず、遊艇は危険な接近を続けた」としています。

声明では、その後「艦長が小型武器を用いて遊艇の方向へ警告射撃を行うことを決定した」とし、遊艇はこれにより航路を変更し、軍艦から離れたと報告しています。

英国国防部も同様に、警告射撃は「アドミラル・グリゴロヴィッチ」が遊艇との連絡を図れず、衝突を回避するために行われた措置だと述べました。

ロシア側は、警告射撃時の両船の距離を150メートルと発表しています。しかし、関係者によると実際の距離は約457メートルだったとのことです。

この関係者は、当時の天候は視界が悪く、海面は濃霧に覆われていたと語っています。幸いにも、この事件で人的被害は発生しませんでした。

英国軍は、今月14日にロシアの影子艦隊に属する油輪「SMYRTOS」を拿捕しており、これはロシアの石油収入を妨害し、ウクライナ戦争への資金供給を弱体化させる初の主導的行動でした。そのため、両事件の関連性が注目されていました。

しかし、英国国防部の報道官は、初期評価として「本日の出来事は14日の拿捕とは関係なく、単独の出来事である」と述べました。

英国国防部はまた、英国王立海軍(Royal Navy)が「アドミラル・グリゴロヴィッチ」を監視しており、警告射撃を受けた遊艇の乗員に対しても必要な支援を提供していると発表しました。(編集:蔡佳敏)1150617

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  • 出典:中央社 CNA
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