中央社記者 葉素萍 台北16日

日前、監察委員に指名された新北市前副市長の謝政達と国民党前立委の廖婉汝が、本日、それぞれ指名辞退を表明した。これに対し、大統領府の发言人・郭雅慧は夜間の記者会見で「尊重するが、遺憾である」と述べ、朝野各党に対し、国家の利益と国民の権益を重視し、制度改革と憲政運営が両立できるよう協力するよう呼びかけた。

副大統領の蕭美琴は11日、前台湾人権促進会会長の陳永興を監察院長に、現職監察委員の王榮璋を副院長に指名すると発表した。また、謝政達と廖婉汝らを監察委員に指名した。

謝政達は本日、書面による声明を発表し、指名を辞退すると表明した。廖婉汝も夜間、慎重に検討した結果、監察委員の指名を辞退すると発表。同時に、立法院が提起している監察院廃止を求める修憲主張を支持する立場を示した。

郭雅慧は夜間の声明で「尊重しつつ遺憾」と述べた。

郭雅慧は、「謝政達氏は長年にわたり公共行政、人権、労働分野に従事し、専門性と行政経験が豊かである。廖婉汝氏は国会および地方の公共事務に携わり、民意の動向と基層のニーズに精通している」と評価した。大統領がこれらの指名を行ったのは、二人の異なる分野における専門性、経験、社会的信望を活かし、監察権の運営を強化し、国民が求める正義、清廉な政治、権力の抑制に応えるためであると説明した。

郭雅慧は、監察院の存廃や憲政改革に関する社会の関心について、大統領府は十分に理解していると述べた。ただし、憲政制度の変更は、民主的プロセス、社会的合意、国会での理性的な議論を通じて行われるべきであり、制度が変更されるまでの間は、憲政機関は法に基づいて運営され、国家統治が停滞してはならないと強調した。

郭雅慧はさらに、大統領は憲政上の責任を果たし、監察院の正常な運営を維持していくと述べ、立法院に対し、適切な時期に同意権という憲法上の職責を行使するよう期待していると語った。そして、朝野各党に対し、国家の利益と国民の権益を最優先に考え、制度改革と憲政運営が並行して進むよう呼びかけた。(編集:蘇龍麒)1150616

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