中央社報道

(中央社記者張雄風台北16日電)祖先が300年前に利用していた航路を復興するため、20人でパドルを漕ぐ伝統的拼板舟による「蘭嶼-バタン300年首航」計画が昨日正式に出発した。原文會によると、航行から約1日後、拼板舟「Ovayan黄金友誼号」は本日午後にフィリピンのバタン島へ到着した。

行政院原住民族委員会、財団法人原住民族文化事業基金会、および蘭嶼島の6つの達悟族部落が共同で製作した20人乗りの拼板舟「Ovayan黄金友誼号」は、3月に完成し、4月28日に試航行を実施。6月9日には伝統的な大船下水式・出航式典が執り行われ、昨日、蘭嶼の龍門港からバタン島へ向けて漕ぎ出した。

原文會は本日、フェイスブック(Facebook)上で、「Ovayan黄金友誼号」が約1日の航行を経て、本日午後にバタン島へ到着したと発表した。

「Ovayan」は達悟族語で「男性の黄金の胸飾り」を意味し、かつて蘭嶼とバタン諸島の間で海上交易を通じて形成された重要な文化的記憶を象徴している。

原文會によれば、「蘭嶼-バタン300年首航」計画は3年間の準備期間を経て実施された。使用された「Ovayan黄金友誼号」は、現代において建造された大型の達悟族伝統拼板舟の一つで、全長約12メートル20人を乗せることができる。

今回の航海では、60人の船員が海上で交代しながら人力でパドルを漕ぎ、100海里以上に及ぶ巴士海峡と黒潮を越えてバタン島へ向かい、両地域の同源的な絆を再確認する旅となった。(編集:陳仁華)1150616

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