中央社報道によると、監察院は本日、元警視監の林明佐氏(後に林康承に改名)が長期にわたり九州ギャンブルグループの重要メンバーと密接な関係を築き、賄賂の受領や捜査機密の漏洩、財産の出所不明などの罪に問われる重大な違失があったとして、弾劾を可決し、懲戒裁判所に送致したと発表した。
台中地方検察署の調査によれば、台中市に拠点を置く九州ギャンブルグループが運営するテクノロジー企業は、サードパーティ決済システム「萬付通」を開発し、ギャンブルや詐欺グループのマネーロンダリングに利用していた。さらに、内務部警政署刑事警察局の元警視監である林明佐氏が、台中市警察局刑事警察大隊長在任中に、検察が指揮する捜査情報をギャンブルグループに漏洩した疑いが持たれている。この事件は2024年(民国113年)に捜査終結し、グループ総裁の陳政谷氏ら32人が起訴された。
監察院の報道資料によると、林明佐氏は2021年(民国110年)8月24日から2024年5月まで台中市刑大隊長を務めたが、徐姓女性が九州グループの重要メンバーであることを承知しながら、公務および私的な場面で継続的に交流し、既婚の身でありながら同居していた。また、同女性から財物や不正な利益の提供を受けたことから、重大な職務違反が認められた。
さらに、林氏は検察が捜査中の会社がギャンブル、詐欺、マネーロンダリング、組織犯罪に加担しているとの捜査情報を漏洩し、捜査戦略を提供することで、九州グループの犯罪活動を庇護した。この行為により、その後の検察・警察の捜査が極めて困難になったとされ、重大な違失であると評価された。
監察院は、林明佐氏が九州グループに対して曾姓・李姓メンバーの逮捕情報を提供し、捜査情報を漏らして組織を庇護したほか、不正な財物や利益を受け取ったと指摘。また、その財産の増加が収入と著しく不均衡であり、合理的な説明を提出できなかったことから、重大な違失が確定したとしている。
監察院は、林氏の行為が司法警察の風紀と清廉性を著しく損ない、警察の信頼と政府の威信を大きく傷つけたと断じ、公務員服務法や公務員廉政倫理規範に違反していると判断。事実が明確で情状が重大であるとして、弾劾案を可決し、懲戒裁判所に送致した。(編集:林興盟)
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