フィリピンのマルコス大統領(Ferdinand Marcos Jr.)は、明日からロシアのカザン市を訪問し、2日間開催されるASEAN-ロシア記念サミットに出席する。また、ロシアのプーチン大統領(Vladimir Putin)との二国間会談も予定されており、食料安全保障、エネルギー安全保障、その他の二国間協力課題について協議する予定だ。

ASEAN-ロシア記念サミットは17日から18日にかけてカザン市(Kazan)で開催される。マルコス大統領は今年のASEAN議長国として、プーチン大統領とともにサミットの議論を共同で主宰し、ASEANとロシアの対話関係樹立35周年を記念する。

サミットでは、「2026カザン宣言」(Kazan Declaration 2026)および「2026年から2030年までのASEAN-ロシア包括的行動計画」が採択される見込みであり、今後の協力の青写真となる。

今回の訪問は、マルコス大統領が大統領に就任してから初めてのロシア訪問となる。

フィリピン大統領府は16日、記者会見を開き、外務省次官補でASEAN担当发言人のインビリ(Dominic Xavier Imperial)が訪問日程を説明した。記者会見の記録によると、記念サミットではASEANとロシアの戦略的パートナーシップの進捗が検証され、エネルギー・食料安全保障、科学技術協力、貿易投資、観光、教育、文化交流、民間交流などの協力分野について議論される予定だ。

今年はフィリピンとロシアの国交50周年にあたる。インビリ氏は、マルコス大統領とプーチン大統領がサミットの場で二国間会談を行い、食料・エネルギー安全保障について協議するとともに、地域および国際情勢について意見交換を行うと述べた。

インビリ氏は、フィリピンとロシアの協力は食料・エネルギーにとどまらず、テロ対策、国境を越える犯罪の防止、法執行機関の能力強化といった非伝統的安全保障分野にも及んでいると指摘した。これには、情報共有、法執行官の訓練、麻薬の拡散防止などの協力が含まれる。

社会文化的協力の分野では、気候変動、公衆衛生、災害管理などが協力対象となっている。

インビリ氏は、こうした協力がフィリピンが新たな課題に対応する能力を高めることにつながり、最終的にはフィリピン国民に利益をもたらすと強調した。

また、インビリ氏は、フィリピンとロシアの観光交流が近年着実に拡大していると指摘した。2024年には、フィリピンが3万人以上のロシア人観光客を受け入れ、過去最高の記録を達成した。

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  • 出典:中央社 CNA
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