中央通信社記者 陳至中 台北16日

屏東県琉球中学校の前校長・蘇伝桔氏が職場いじめに関与したとして、監察院の糾弾を受け、県当局により職務を解かれた。全国代理・代課教師産業労働組合は16日、声明を発表し、この件は現場の教師たちが労働尊厳を勝ち取った重要な勝利だと強調した。

琉球中学校では、ある代理教師が過労により急死した事件が発生した。監察院は昨年12月、当時の校長・蘇伝桔氏がこの過労死事件に対して保護義務を果たさず、また遺族が労災保険給付請求訴訟で提出した証人に対し不適切な圧力をかけたことを認定し、職場いじめに該当すると判断した。

監察院が蘇伝桔氏を正式に糾弾した後、屏東県政府は調査委員会を設置し、2025年5月19日から彼の校長職を解く措置を取った。

全国代理・代課教師産業労働組合理事長の黄湘仙氏は、声明の中で、蘇伝桔氏が台湾で初めて職員いじめと職業安全軽視により実際に解任された校長だと指摘した。この件は6年間に及ぶ訴訟を経て、ようやく正義が実現したと述べた。

黄氏は、このケースは単なる労働尊厳の勝利にとどまらず、全国の学校に存在する『校内独裁者』に法の支配が及ぶことを示す警告だと強調した。地方政府と中央の監察機関が機能すれば、体制内でも法による是正が可能であると訴えた。

また、黄氏は、嘉義市のある小学校でも、代理教師が校長から悪意のある嫌がらせや公の場での侮辱を受け、メディアを通じた中傷によりネットいじめが発生し、教師が自殺に至った事例があると指摘した。この件についても監察院が調査を行い、校長に重大な過失があることを確認し、是正勧告と弾劾を決定したと述べた。

労働組合は、嘉義市政府に対し、屏東県の対応を参考に、関係校長の職務を法に基づいて解くよう強く要請した。教育現場の職業安全と教員の人権をさらに踏みにじることは許されないと訴えた。

(編集:李亨山)1150616

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  • 出典:中央社 CNA
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