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中央消息

(中央社ロンドン14日総合外電報道)米国とイランが和平合意に達し、ホルムズ海峡の開放に道が開けたが、アナリストは、現在ペルシャ湾に取り残されている約500隻の船が完全に通過するのに数週間かかると警告している。世界的な原油輸送は緩やかに回復する見込みだが、再び中断されるリスクも依然として存在する。

英国の『フィナンシャル・タイムズ』(Financial Times)は、トランプ米大統領が本日、米国とイランが段階的にホルムズ海峡を再開することで合意したと発表したと報じた。その条件として、イランは海峡内の水雷を撤去し、通行料を徴収しないこと。一方、米国はイランの港湾に対する海上封鎖を解除することが求められている。

トランプ大統領はソーシャルメディア上で「私はここに、ホルムズ海峡の通行料免除による全面開放を正式に承認する。また、米軍による海上封鎖を即時解除する。世界中の船舶よ、エンジンをかけて、石油を流せ! 」と投稿した。

海運業界の推計によると、衝突が発生してから3か月以上が経過した現在でも、依然として約500隻の商船がペルシャ湾に滞留している。

通常、商船が海峡を通過するには約8時間かかるため、航行は段階的に進められる必要がある。特に、特定の条件付き航行や調整された通行メカニズムが導入されれば、その速度はさらに遅くなる可能性がある。

国際海運協会(International Chamber of Shipping)やバルト海国際海運公会(Bimco)などの主要な海運団体は、海峡の開放後の状況について船主にガイドラインを発出。複数の船が「同時に、無秩序に通行」する場合、混雑や混乱が生じるリスクがあると警告している。

また、軍による監視体制は限定的になる見込みだ。

英国をはじめとする欧州諸国の海軍艦艇は現在、地中海に集結しており、掃海作業を支援するための準備を進めている。

リスクコンサルティング機関EOS Risk Groupのアドバイザリー部門責任者、マーティン・ケリー(Martin Kelly)氏は、現在の停戦期間中でも報復攻撃が続いていることを踏まえ、この合意の持続性については「悲観的に見ている」と述べた。

カナダ・ロイヤル銀行キャピタル・マーケッツ(RBC Capital Markets)のグローバル商品戦略責任者、ヘリマ・クロフト(Helima Croft)氏は、船舶の再配置や物流の再開に数週間かかるため、海峡が再開されたとしても、輸送量の一部回復には時間がかかると指摘した。

MST Financialのエネルギー分析担当者、ソール・カヴォニック(Saul Kavonic)氏は、非常に楽観的なシナリオでも、「石油市場は2027年まで引き続き逼迫した状態が続く」と述べた。輸送の再開、損傷したエネルギーインフラの修復、枯渇した石油在庫の再構築には、いずれも長期間を要するためだ。(翻訳:張茗喧)1150615

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Financial Times / International Chamber of Shipping / Bimco