(中央社倫敦14日綜合外電報導)日本首相の高市早苗氏は本日、英国およびイタリアの指導者と相次いで会談を開始し、三国による次世代戦闘機の共同開発計画の加速を図っている。英国の財政問題により一時的に遅れていた開発スケジュールに光明が見え、設計段階への移行が目前に迫っている。

『日本経済新聞』の報道によると、日本、英国、イタリアは「グローバル空中作戦計画(GCAP)」と呼ばれる次世代戦闘機の共同開発を進めている。目標は2035年の配備である。設計段階への正式移行により、停滞していたプロジェクトに再び勢いがつき、カナダなど他の志を同じくする国々もこの計画に強い関心を示している。

三菱重工業をはじめとする日本の航空機メーカーで構成される「日本航空機産業振興株式会社(JAIEC)」は、英国のBAEシステムズ、イタリアのレオナルドグループと共同で、Edgewing社を設立した。

この企業は当初、昨年末に「グローバル空中作戦計画国際政府機関(GIGO)」と契約を結ぶ予定だったが、英国の国防投資計画の遅れにより、契約は今年4月まで延期された。また、当初予定されていた長期契約ではなく、2024年6月までの暫定契約という形で合意が成立した。

戦闘機の開発には巨額の費用がかかるため、複数国による共同開発が現在の主流となっている。これにより、各国の最先端技術を結集できるだけでなく、開発コストを分担できる利点がある。また、設計面では柔軟性を確保しており、各国が将来的に独自の技術を容易に統合できるようになっている。

日本はこれまでF-2戦闘機をはじめとする多くの戦闘機開発をアメリカと共同で進めてきたが、今回のGCAPは英国およびイタリアとの協力であり、アメリカ以外の志を同じくする国々との協力を拡大し、外交および防衛ネットワークを広げるという日本の政策方針に合致している。

しかし、日英首脳会談の直前、英国政府は今月末までに正式契約を締結すると発表した。また、英国のキア・スターマー首相は会談の中で「深い決意」を表明した。

専門家の予測では、今回締結される契約は1年以上の長期契約となる見込みであり、両国は新たに「防衛能力産業協議会」を設置することで合意した。この協議会は、日本防衛装備庁と英国国防部の次官級官僚で構成され、防衛装備の共同開発を推進する役割を担う。

高市早苗首相は英国での会談を終えた後、15日にイタリアのジョルジャ・メローニ首相とローマで会談を行う予定であり、両者は「グローバル空中作戦計画(GCAP)」の推進に向けた継続的な決意を再確認すると見込まれている。(編訳:黎婧/核稿:張茗喧)1150615

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:提携
  • 関連組織:BAEシステムズ / レオナルドグループ
  • 製品・サービス:Edgewing社による共同開発プラットフォーム