(中央社記者 王寶兒 台北15日電)陳澄波、黃土水、陳進ら台湾の先人芸術家たちが近年、一般に広く知られるようになってきた。このたび、國立台灣師範大學美術館は『共生之華』展を開催し、これらの芸術家たちに影響を与えた師たちの足跡を通じて、台湾近現代美術の形成過程を明らかにする。

『共生之華—日本美術の燦爛たる時代と台湾の交會』特別展の開会式が本日行われた。展覧会では、日本画、洋画、木彫、金工、漆芸、七宝、陶芸など多様なジャンルにわたり、200点以上の日本近代美術・工芸作品を一堂に会せている。19世紀末から20世紀前半にかけての台日間の芸術交流を再構成することが目的である。

師大美術館の張元鳳館長は、1階の展示は東京美術学校や関西美術院などに留学した台湾の芸術家たちが実際に接した環境を再現することを意図していると述べた。多くの作品が展示されており、当時の学びの現場の雰囲気を感じ取ることができるという。

張館長は、廖繼春や林玉山らの師や同級生、後輩の作品に加え、かつて台湾を訪れ、台湾を描いたことのある芸術家、あるいは台湾美術展覧会(台展)や府展の運営に協力した人々の作品も展示されていると説明した。これにより、黃土水が5年間の留学中にいかにして大成したのかといった、先人芸術家たちの成長環境を体感できると語った。

たとえば、イタリア人彫刻家ペシ(Ottilio Pesci)の大理石彫刻『生命の泉』は、裸身の女性が身をかがめる姿を描いている。ペシが日本に滞在していた際、黃土水はその工房を視察し、彫刻道具を模倣したという。『生命の泉』と、同じく裸婦をテーマとした黃土水の『甘露水』は、しばしば比較対象とされてきた。

展示では、台湾の先人芸術家たちの師をたどる人物リストが提示されており、彼らが誰に師事し、どの体系を学んだかが明確に示されている。たとえば、『森の木陰』で知られる岡田三郎助は、顏水龍、李梅樹、李石樵、郭柏川、陳澄波らに指導を行った。

2階の展示エリアでは、日本画、陶芸、漆芸、彫金、七宝焼などの工芸作品が集められており、特に全長308センチメートル、重量10キログラムの大型『鉄自在蟒蛇置物』が注目を集めている。蛇の体は自由に曲げ伸ばしが可能で、蛇行する様子を再現できる。

張元鳳館長は、2階では美術と生活の融合をテーマとしており、金工や陶芸、日本画などを通じて、美がキャンパスの外にも広がっていることを伝えたいと語った。

國立台灣師範大學美術館では、『共生之華—日本美術の燦爛たる時代と台湾の交會』特別展を、即日から9月20日まで開催している。(編集:管中維)1150615

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