(中央社ロサンゼルス14日総合外電報道)スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督によるSFアドベンチャー映画『ディスクロージャー・デイ』(Disclosure Day)が、公開初週末に4400万ドルの興行収入をあげ、北米ボックスオフィスで首位を獲得した。これは当初予想の3500万ドルを大きく上回る数字である。
米エンタメメディア『バライエティ』(Variety)やAFP通信によると、好調なスタートにもかかわらず、他の映画会社関係者の中には、1億1500万ドルの製作費と8000万ドルのマーケティング費用を投じた本作に対して、5000万ドルに届かないオープニングはやや物足りないとの声も出ている。映画館は通常、興行収入の約半分を手にするため、本作が損益分岐点に達するには、全世界で約3億ドルの収入が必要とされている。
映画評論家の間では好評が目立っており、映画レビューサイト『Rotten Tomatoes』では81%の「新鮮度」を記録している。一方で、観客の反応は分かれており、CinemaScoreの上映後アンケートでは「B」というやや低調な評価を得ている。今後の興行成績の伸びは不透明だが、スピルバーグ監督の作品は過去に長期間にわたって安定した興行収入を上げてきた実績がある。2018年の大ヒット作『レディ・プレイヤー・ワン』(Ready Player One)は初週4100万ドルだったが、北米累計は1億3700万ドル、全世界では6億700万ドルを記録した。
海外市場では、『ディスクロージャー・デイ』はすでに73カ国で4890万ドルを稼ぎ出し、グローバルオープニング総収入は9290万ドルに達している。
エンタメ事業コンサルティング会社「フランチャイズ・エンターテインメント・リサーチ」(Franchise Entertainment Research)のデイビッド・A・グロス(David A. Gross)氏は、「興行成績と評価・口コミの間には直線的な関係はなく、誰も正確に予測できない」と指摘。ただし、「SFスリラーは海外市場で常に好調で、ビジュアル中心の物語は世界的に理解されやすい」とし、海外での持続的な人気の可能性に言及した。
スピルバーグ監督は、1975年の『ジョーズ』(Jaws)によって夏の映画シーズンという概念を生み出し、『E.T. 外星人』(E.T. the Extra-Terrestrial)、『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)、『レイダース/失われたアーク』(Raiders of the Lost Ark)といった作品を通じて、史上最高の商業映画監督の一人としての地位を確立した。
しかし近年は、『ザ・ポスト:ニューズ・オア・ヒストリー』(The Post)、『ウエスト・サイド・ストーリー』(West Side Story)、『ファベルマンズ』(The Fabelmans)といった芸術性の高い作品に注力しており、アカデミー賞に頻繁にノミネートされているものの、若年層との距離が課題とされてきた。この点は、『ディスクロージャー・デイ』の観客層にも反映されており、『バライエティ』によると、初週の観客の約6割が35歳以上だった。
ユニバーサル・ピクチャーズの北米配給担当ゼネラルマネージャー、ジム・オア(Jim Orr)氏は、「スピルバーグは映画史において最も重要な監督の一人だ」と評価。多くの観客が「監督の名前」を観覧の動機として挙げており、「ディスクロージャー・デイ』は長く語り継がれる作品であり、観客に深い問いを投げかける劇場体験になるだろう」と語った。
その他の映画の成績としては、北米映画館連盟(Exhibitor Relations)の集計によると、2位はホラー映画『オブセッション:愛して死ね』(Obsession)で、公開5週目ながら1900万ドルを獲得。北米累計は1億8830万ドルに達している。この映画は、26歳のカーリー・ベイカー(Curry Baker)監督が自ら製作し、予算100万ドル未満で制作されたが、高い評価と口コミにより、全世界で2億8600万ドルの興行収入を記録している。
3位はパラマウント映画のパロディシリーズ最新作『スケアリー・ムービー6』(Scary Movie 6)で、2週目の週末に1450万ドルを記録した。
4位はホラー映画『バックルームズ』(Backrooms)で、1130万ドルを獲得。公開2週間で北米累計1億6000万ドルを突破し、製作費1000万ドルに対し、全世界興行収入は2億6200万ドルを超えた。
5位は『マスターズ・オブ・ジ・ユニバース』(Masters of the Universe)のリブート版で、2週目は870万ドルと、初週比70%以上の大暴落を記録した。『バライエティ』は、この80年代のおもちゃを原作とする冒険映画が2億ドル超の製作費をかけて制作されたにもかかわらず、今年最大の興行失敗作の一つになる可能性があると報じている。(翻訳:蔡佳敏)1150615
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- 出典:中央社 CNA
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