台湾の高美可科技は、チェコのウースチー州(Ústí nad Labem)に約9.14億チェコクルナ(約新台幣13.85億元)を投資し、半導体製造に使用される部品の洗浄および表面処理工場を建設する計画を明らかにしました。

この工場は、ドイツ・チェコ国境に近いウースチー州のザーテツ(Žatec)にあるTriangle工業区内に設立される予定です。同社は2.68ヘクタールの土地を賃貸し、最終的には購入する意向を示しており、ウースチー州議会はすでに土地の確保に関する合意を承認しています。

ウースチー州政府の報道官、マグダレナ・フランコヴァ(Magdalena Fraňková)氏は、「この企業は半導体製造に使用される部品の洗浄と表面処理に特化した工場を建設する予定です。工事は2026年から2027年にかけて行われ、投資額は9.14億チェコクルナにのぼり、最大で100人の新たな雇用が創出される見込みです」と述べました。

高美可科技は韓国MiCoグループに属しており、韓国、アメリカ、中国、台湾、シンガポールなどに10以上の工場を展開しています。今回の投資により、チェコは同グループにとって欧州初の拠点となります。

また、台湾企業の愛豊通運(i-TRANS Global)も2024年5月、同じウースチー州に半導体用化学品の物流センターを設立する計画を発表しています。同社は2000万ユーロ(約7.3億円)を投資し、欧州のTSMC(欧積電)をはじめとする半導体企業向けに化学品やガスの保管・物流サービスを提供する予定です。

チェコ投資促進局(CzechInvest)は、台湾企業のこうした投資が、半導体製造に関連する材料・サービス供給業者の現地進出をさらに促進すると期待しています。現在、複数の台湾企業と半導体関連プロジェクトでの投資について協議が進められているとのことです。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:資金調達
  • 関連組織:MiCoグループ / i-TRANS Global / CzechInvest
  • 製品・サービス:半導体部品の洗浄 / 表面処理サービス