(中央社記者 張淑伶 北京14日電)国際航空運輸協会(IATA)の専門家は、中国の航空会社は長期的に収益力が低く、高油価によって状況がさらに厳しくなると指摘した。また、中日関係の不安定、中東情勢の悪化、米中経済貿易摩擦といった外部の不確実性にも同時に直面しているという。

中国メディアの財新網は本日、国際航空運輸協会(IATA)の理事長であるウィリー・ワルシュ氏(Willie Walsh)が第82回年次総会で、「中国は、世界的に見て、新型コロナ後の財務状態がまだ十分に修復されていない数少ない航空市場の一つかもしれない」と述べたと報じた。

彼は、国際線市場が完全に回復していない一方で、国内市場の競争が激しい状況の中、中国の航空会社はもともと適正な利益水準への回復が難しい段階にあったとし、高油価がさらに負担を増していると語った。

中東情勢の悪化以降、世界的に航空燃料価格が大幅に上昇している。航空燃料費は、航空会社の総コストの約3割を占めており、場合によっては4割に達することもある。国際航協は、世界の航空業界の燃料費が2025年2520億ドルから2026年には3500億ドルに増加すると予測しており、増加率は約40%に達する見込みだ。

報道によると、高油価が到来する前から、中国の航空会社の収益基盤はすでに脆弱だった。2025年、中国の民用航空業界では量は増加しているものの運賃は下落し続けている。国有航空会社の中では、まだ分離されていない貨物部門を保有する中国南方航空のみが利益を上げており、中国国際航空と中国東方航空は依然として赤字状態にある。この2社はすでに6年連続で赤字を計上している。

前述の会議に参加した中国の航空業界関係者は、中国の民用航空において国内線・国際線の燃油サーチャージが引き上げられたものの、燃料コストの上昇による負担をカバーするには不十分だと指摘した。

彼はまた、油価の上昇に加えて、中国の航空会社は中日関係の不安定、中東情勢の悪化、米中経済貿易摩擦といった外部の不確実性にも直面しており、国際市場の回復にはまだ時間がかかると述べた。(編集:邱國強)1150614

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  • 出典:中央社 CNA
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