中央社ワルシャワ14日総合外電報道。ルーマニアの中道派大統領ニクソル・ダン氏は本日、自由党所属のアドリアン・ヴェシュテア氏を新首相候補に指名した。もともとの首相候補であったエウゲン・トマック氏は、技術官僚による内閣の組閣を試みたが、国会各党派からの支持を得られず、すでに指名辞退を表明している。

アソシエーテッド・プレスの報道によると、今年5月、ルーマニアの前自由派首相イリエ・ボロヤン氏が不信任決議で罷免されたことを受け、ニクソル・ダン大統領は新たな首相候補の指名を行った。

ロイター通信の報道では、ダン大統領は「トマック氏が本日午前中に指名を辞退したため、アドリアン・ヴェシュテア氏を首相候補として指名することを決定した」と述べた。

国会の各政党は、技術官僚内閣よりも、国会で固定多数を有しない少数与党による政権を好む意向を示していた。

52歳のヴェシュテア氏は、現在ルーマニア中部のブラショフ県(ブラソフ)の県議会議長を務めている。彼には、10日間の猶予が与えられ、内閣を組閣し、国会での信任投票を通過させる必要がある。

ダン大統領は、現在の政治危機の解決を目指しているが、この危機は政策の実行を停止させているだけでなく、ルーマニアが欧州連合からの資金を獲得する可能性にも影響を及ぼしており、ルーマニア・レウの為替レートは記録的な安値を更新している。

ルーマニアの次期国会選挙は2028年の開催が予定されており、同国ではこれまで一度も早期選挙が行われたことがない。専門家らは、極右の野党が世論調査で親EU政党を大きくリードしていることから、早期選挙の可能性は非常に低いと分析している。(編集:楊昭彦)1150614

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