(中央社蘇黎世14日綜合外電報導)スイスでは本日、常住人口を1000万人以下に制限するかどうかを問う国民投票が行われた。この公投は、英国のブレグジット投票にたとえられ、スイス経済および欧州連合(EU)との関係に深远な影響を及ぼす可能性がある。

ロイター通信の報道によると、移民問題や公共サービス、住宅不足の圧力などを背景に、右翼のスイス人民党(SVP)がこの憲法改正案を提出した。この案は、2050年までに全国の人口を1000万人以下に抑えることを求めている。しかし、公式の予測では、スイスの人口は2040年代初頭にすでにこの水準に達するとされている。

このような法律による人口規模の規制は前例がなく、欧州の右翼政党が移民制限を強化し続ける傾向と並行している。この傾向は、生活費の上昇、経済成長の低迷、犯罪問題に対する不満から生じている。

ケニア出身で、現在58歳のヘレン・グリア(Helen Gulea)さんは、チューリヒで仕立て屋として働きながら新聞販売のアルバイトもしている。彼女は、「人口が1000万人を超えると、混雑してしまうので、移民を制限すべきだ」と述べた。彼女はすでに郵送でこの人口上限提案に賛成の投票をしたという。

投票結果は、現地時間の正午頃(台湾時間の午後6時)から順次発表される予定である。

この提案が可決された場合、人口が1000万人に達した時点で、スイスとEUとの間の人的自由移動協定を解除する手続きが発動される可能性がある。EU加盟国は、スイスの労働力の主要な供給源となっている。

スイスの人口はすでに900万人を超え、高齢化が進んでいる。世論調査では、支持と反対が拮抗していることが示されている。

今月発表された最新の世論調査では、世論がこの提案に反対に傾きつつあることが明らかになった。これ以前の調査では、可決の可能性が示されていた。

シンクタンク「スイス・フューチャー(Avenir Suisse)」の移民問題の専門家、パトリック・ライジバッハ(Patrick Leisibach)氏は、社会全体で人口の過密が公共インフラを限界に近づけているとの懸念が広がっていると指摘した。

彼は、「右派には伝統的に反移民の支持層がいるが、今では多くの左派の人々もその圧力を感じている」と述べた。(編集:陳昱婷)1150614

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  • 出典:中央社 CNA
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