(中央社記者 李宗憲 曼谷14日專電)タイ・バンコク市長選挙が28日に迫る中、現職のチャチャート氏は人事任命や調達に関する争議に巻き込まれているが、最新の世論調査では6割を超える支持を得ており、他の候補を大きく引き離している。選挙の行方はほぼ彼の連続当選が確実視されている。
タイラット紙(Thairath)が報じたスアン・ドゥシット大学(Suan Dusit University)の最新世論調査によると、無所属・独立候補のチャチャート・シッティポン氏(Chadchart Sittipunt)は60.08%の支持を得ており、第2位の人民党候補チャイワット氏(Chaiwat Satthaworawit)の13.17%を大きく上回っている。
また、国立開発行政学院(NIDA)が発表した調査でも、チャチャート氏の支持率は67.3%に達しており、他候補との差はさらに大きい。
バンコク市長選挙は5月28日に実施される。現職のチャチャート氏は5月18日に正式に辞任し、再選を目指して立候補した。
バンコク・ポスト紙(Bangkok Post)によると、チャチャート氏は「バンコクを動かす」(Bangkok Works)を選挙のスローガンとして掲げ、歩道や自転車道の改善、洪水対策、環境整備、市立病院のサービス拡充などの政策継続を主張している。
さらに、再選された場合、バンコク都行政法(BMA Act)の改正を推進し、交通、公共インフラ、都市運営における自治権を強化するとしている。
チャチャート氏は2022年、クーデター後初のバンコク市長選挙で過半数の得票を獲得し、高い人気で当選した。
しかし最近、有力者による高官人事への非公式な介入を巡って議員から批判を受けており、また市が発注したフィットネス機材の調達案件でも問題視されている。
これに対してチャチャート氏は、調査を歓迎すると表明。「汚職は最も嫌悪する行為であり、職権を私利私欲に利用する行為は一切許さない」と語った。
分析によると、これらの争議は現時点では彼の支持率に大きな影響を与えていない。複数の世論調査が示すように、有権者の多くは彼の過去4年間の市政運営を評価している。
チャチャート氏は2月に中央社の単独インタビューで、台北を理想的な都市モデルと称賛。「バンコクと台北は文化、生活習慣、産業構造が非常に似ており、台湾のデジタルガバナンスや都市管理の経験は学ぶべき点が多い」と述べた。(編集:張芷瑄)1150614
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 関連組織:Thairath / Bangkok Post