(中央社雪梨14日綜合外電報導)オーストラリアのシンクタンク、ロイ研究所は本日発表した報告書で、中国がオーストラリアに対して直接的なミサイル攻撃を行う能力をすでに有しており、北京が長距離極超音速兵器の配備を進め、南シナ海で人工島を建設し続けることで、この脅威はますます高まっていると警告しました。

法新社の報道によると、ロイ研究所(Lowy Institute)は報告書の中で、オーストラリアが現在直面している中国による主なリスクは、海底通信ケーブルの遮断、サイバー攻撃の発動、海上貿易の遮断にあると指摘していますが、「直接攻撃の脅威は確かに存在しており、その程度はますます大きくなっている」と述べています。

報告書は、こうした脅威が主に艦艇や潜水艦から発射されるミサイル、および中国本土からオーストラリア大陸へ発射可能な新型中距離弾道ミサイル「東風-27」によってもたらされると指摘しています。

アメリカ軍は昨年12月、東風-27の射程が5000から8000キロメートルに達すると発表しました。

ロイ研究所は、東風-27は通常弾頭を搭載する大陸間弾道ミサイル(ICBM)となる可能性があり、配備数が増加するにつれて、今後10年間で中国のオーストラリアに対する攻撃能力が強化されると分析しています。

また報告書は、中国が南シナ海の人工島に中距離弾道ミサイル「東風-26」を配備した場合、その射程はオーストラリア北部まで達すると指摘しています。

さらに、中国が長距離の有人または無人爆撃機を配備するか、オーストラリアに近い太平洋の島嶼に爆撃機やミサイルを展開した場合、オーストラリアに対する脅威は「大幅に高まる」としています。

ロイ研究所の国際安全保障プログラム主任であるサム・ロッゲヴェン氏は法新社に対し、「私は、中国人民解放軍の成長が、ソ連崩壊以降におけるオーストラリアの安全保障にとって最も重要な出来事だと考えています。オーストラリアには、これについてより多くの認識に基づいた議論を行う切実な必要があるのです」と語りました。(編訳:張正芊)1150614

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査
  • 関連組織:ロイ研究所
  • 原文内の日付:昨年12月(米軍の発表時期)
  • 製品・サービス:東風-27ミサイル / 東風-26ミサイル