(中央社記者 王朝鈺 宜蘭14日電)宜蘭県安農溪去年発生したカヌー艇の転覆事故で、遊客の陳姓女性が溺死しました。事業者である游姓女性と、警備・救護を担当していた夫の李姓男性は、規定に従って救命浮輪や随行救命艇を配置しておらず、裁判の結果、それぞれ懲役8か月の判決を受けました。

宜蘭地方法院の判決文によると、游氏と李氏は共同で安農溪カヌー事業を経営しており、昨年6月8日午後1時頃、三星郷の安農溪でカヌー体験イベントを実施しました。30人余りの観光客が5隻のカヌーに分乗して出発し、岸には救生要員が配置されていました。59歳の陳氏を含む8人は、インストラクターが操船する2番目のカヌーに同乗していました。

しかし、游氏と李氏は規定に従って随行の救命艇を配置せず、各カヌーに2個の救命浮輪を備えていませんでした。このカヌーは三星路6段付近の水域を航行中に衝突し、右前方が破損しました。インストラクターは観光客に中央に集まるよう指示しましたが、岸壁に衝突して転覆してしまいました。7人の観光客が次々と救助され、うち5人が負傷しました。

判決文によれば、陳氏は現場に随行の救命艇がおらず、カヌー内にも救命浮輪がなかったため、即座の救助が不可能でした。約1.7km流された後に岸上の救生要員に発見されましたが、すでに溺水により心停止状態でした。救生要員が直ちに心肺蘇生を実施し、病院に搬送されましたが、その日の午後に窒息死が確認されました。この事件は宜蘭地検の捜査を経て、公訴提起されました。

裁判官は審理の結果、陳氏の死亡と被告の過失の間に相当な因果関係があると認定しました。被告が犯行を認めたことを斟酌する一方、被害者遺族との和解や遺族の宥恕を得ていないことなどの犯後の態度を考慮し、3日に過失致死罪で游氏と李氏にそれぞれ懲役8か月の判決を言い渡しました。判決は控訴可能となっています。(編集:林恕暉)1150614

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  • 出典:中央社 CNA
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