(中央社記者 陳鎧妤 台北13日電)チベット(トゥバット)人民議会の議員である貢布頓珠氏は、本日、中国が公式の寄宿学校制度やまもなく施行される「民族団結進步促進法」を通じて、チベット人のアイデンティティ、言語、文化の同化を加速させていると強く指摘した。しかし、チベット人がチベットの自由を求める運動は今後も続いていくと強調した。
チベット台湾人権連線や台湾人権促進会などの団体は、本日台北で「異なる抗争、共有される自由:中国の抑圧に抵抗する連合戦線の構築」と題する講演会を開催した。
チベット人民議会の議員である貢布頓珠(Gonpo Dhundup)氏は、亡命チベット人の三代目である。彼は、1959年のチベット蜂起以降、中国共産党によるチベット支配が強化され、チベット人のアイデンティティと文化を消滅させる厳しい政策が導入されたと指摘。その一例として、すべての子どもが強制的に入学を余儀なくされる植民地的寄宿学校の存在を挙げた。これらの学校は中国政府が支援して設立され、教育課程も中国政府が決定しており、中国語や中国の歴史などが教えられているという。
貢布頓珠氏は、多くのチベットの子どもたちがこうした寄宿学校に通わされており、成長に深刻な影響を与えていると述べた。多くの子どもがチベット語を正しく話せなくなり、中国語しか話せない状態に陥っており、チベット文化との断絶が進んでいると警鐘を鳴らした。
中国の「民族団結進步促進法」は、2024年7月1日に正式に施行される予定である。この法律は、「国家共通語文」(中国語と簡体字)の全面的な普及を明確に規定しており、少数民族に対して中国語を強制的に広める内容となっている。
貢布頓珠氏は、この法律が単一の国家アイデンティティを強引に構築しようとしていると批判。各民族の「融合」を強制することで、チベット人やウイグル人などの文化、宗教、言語が消滅する危険にさらされていると訴えた。彼は、「民族団結進步促進法」が施行されれば、チベットの状況はさらに悪化すると予測している。
しかし、貢布頓珠氏は、中国政府が「あと1、2世代で自由チベット運動は消えるだろう」と考えているかもしれないが、実際にはそうはならないと断言した。この運動は、チベットに自由がもたらされるまで、今後も続いていくと力強く語った。(編集:楊昇儒)1150613
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- 出典:中央社 CNA
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