(中央社記者 張祈 花蓮県13日電)花蓮県の歴史的建造物「豊田神社参道と遺構」の鳥居が、車両に衝突されて部分的に損傷し、構造がずれた。花蓮文化局は専門の修復業者に評価を依頼し、熟練した匠師が伝統的な技法を用いて修繕を完了した。修復費用は事故を起こした運転者が負担している。

花蓮県文化局によると、事故の通報を受けた直後、緊急の現地調査を実施し、加害者に対して適切な修復を要求した。修復作業は文化財保護法の手続きに従い、専門の修復業者が調査・評価を行った上で施工が開始された。これにより、文化財としての価値が損なわれることを防いだ。

文化局は、修復過程において材料、工法、構造形式の保存に特に配慮したと説明している。鳥居の損傷したコンクリート部分は、可能な限り元の状態に近づけて補強し、傾いた構造も補強と校正が施された。安全を確保しつつ、歴史的な痕跡と文化財としての真正性を維持するよう努めた。数か月にわたる工事を経て、修復作業は近日中に完了した。

豊田神社は1915年に設立され、日本統治時代の豊田移民村の象徴的な神社であった。戦後、地元住民により神社は「碧蓮寺」として改められ、釈迦牟尼仏を祀る仏教の信仰センターとなった。これが現在の豊田三村の信仰の中心である。

碧蓮寺はもともと、日本時代の豊田神社の建物を引き継いでいたが、1985年に台風により損壊した。現在は鳥居1基、石灯籠数基、狛犬1対、参拝道が残されており、さらに第18代台湾総督・長谷川清の「開村三十周年記念碑」や井戸など、日本統治時代の遺構も残っている。これらの構造物は2009年に花蓮県の歴史的建造物として登録された。(編集:張銘坤)1150613

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