中央社澎湖県13日電 澎湖五徳にある一つの石滬で、本日干潮時に珍しく大量の臭肚魚(チョウドウ)をはじめとする小魚群が、石滬内の浅瀬に取り残され、座礁する現象が起きた。魚たちは満潮時に海藻などを求めて岸近くに回遊し、潮が引くタイミングで脱出できず、再び潮が満ちるまで浅瀬に取り残される。この様子は、地元住民や観光客を引きつけ、潮間帯に多くの人が集まった。

澎湖海域の潮の流れは「走流」とも呼ばれる。本日の干潮は午後3時30分頃だったが、気温が高く暑い中、潮が引いたのを見計らって多くの人々が潮間帯に下り、魚を捕ったり、貝やアワビを拾ったりする漁の様子が見られた。石滬の所有者も定期的に見回りを行い、伝統的な漁法を維持している。

本日午後、馬公市五徳海域の石滬内で、浅瀬に群れをなして横たわる臭肚魚(通称:加冬)、秋姑、婉米などの回遊性の小魚が発見された。暑さのため、魚たちはほとんどが弱って動かなくなっていた。

漁師によると、これらの魚は満潮時に石滬内に侵入し、海藻を食べるために岸際までやってくるが、潮が引くスピードに間に合わず、閉じ込められてしまうという。再び潮が満ちれば、自然に海へ戻っていくという。

「石滬」は澎湖の沿岸潮間帯に設けられた伝統的な漁法の一つで、玄武岩を積み重ねて作られている。魚を誘導・捕獲するためのトラップの役割を果たす。澎湖全島の沿岸には大小さまざまな石滬が点在しており、県内には約600基以上が存在すると推定されている。多くの石滬は保護・修復が進んでいるが、一部は砂に埋もれて機能を失っている。特に白沙の吉貝嶼海域には90基以上と最も多く、所有者は交代で見回りを行い、カツオ、ラウェン、アカマンボウなどの魚が時折捕獲されている。

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  • 出典:中央社 CNA
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