中国日本商会は11日、北京にて『中国経済と日本企業2026年白皮書』を発表しました。会長の本間哲朗氏は、厳しい国内競争や国際情勢の変化に直面しながらも、多くの日系企業が中国市場への継続的関与を表明していると強調しました。
白皮書によると、2026年に中国への投資を「増加」または「維持」する意向の企業は合計59%に達しています。調査対象企業からのフィードバックでは、「市場需要や受注量の増加」や「競争力の維持」が主な理由として挙げられています。
日本外務省の統計によれば、中国における日系企業の海外拠点数は3万2364カ所に上り、前年比で1000以上増加しています。これは、日系企業の中国市場への根強い関心を示しています。
一方で、中国によるレアアースや軍民両用品目の規制強化について、白皮書は「運用における透明性の不足」を指摘し、輸出許可基準の明確化を要望しています。
また、高市早苗首相が昨年11月に発言した「台湾有事」発言を受けて、日中関係の緊張が企業活動に影響していると報告されています。白皮書は、「政治・外交的な問題が企業活動や文化交流に波及しないことを強く願う」と明記し、両国間の対話促進を呼びかけています。
本間会長は、「国際情勢に左右されず、定期的かつ安定した高層対話が行われることを期待する」と述べ、2026年11月に広東省深圳市で開催されるAPEC首脳会議を「重要な機会」と位置づけました。
また、日本国際貿易促進協会会長で元衆議院議長の河野洋平氏の死去に対し、本間会長は哀悼の意を表するとともに、「日中関係が困難な局面にあるからこそ、民間経済交流を強力に推進すべきだ」と遺志を継ぐ決意を示しました。
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査