中央社報道

(中央社記者 江明晏 台北12日電)米国とイランが間もなく合意に達するとの期待が広がり、米国株式市場は大幅高で取引を終えた。フィラデルフィア半導体指数は7.91%上昇し、台積電のADR(アメリカ預託証券)は3%以上上昇した。台湾の先物指数夜間取引では1163ポイント2.69%)高の44382ポイントで終了。投資顧問会社は、米国株の強含みが台湾株の反発を後押しすると分析している。一方で、金利政策への懸念は残るものの、AI需要の高まりを背景に、国内資金が低位株を買い支えている。

米国株は11日2か月ぶりの大幅高となり、国際原油価格は下落した。ドナルド・トランプ米大統領がイランへの空襲中止を発表したことを受け、米イラン間の緊張緩和への期待が高まり、世界の石油輸送の安定が見込まれている。

ダウ工業株30種平均は929.97ポイント1.86%)高の50518.25ポイント、S&P500指数は127.31ポイント1.75%)上昇の7393.87ポイント、ナスダック総合指数は640.16ポイント2.54%)高の25837.12ポイントで終了。フィラデルフィア半導体指数は964.98ポイント7.91%)上昇し、13171.44ポイントで取引を終えた。

米国テクノロジー株が反発し、インテルは9%以上、メモリーメーカーのマイクロンは11%以上上昇。AMDとASMLはそれぞれ7%9%上昇し、NVIDIA(エヌビディア)は2%以上上昇した。台積電のADRは3.26%上昇した。

台湾の先物指数夜間取引は1163ポイント2.69%)高の44382ポイントで終了した。

台湾株式市場は11日、朝方一時1200ポイント以上下落し、42000ポイントの節目を何とか維持した。その後、アクティブ型ETFやAI関連株への買い戻しが活発化し、終値は43149.46ポイント76.08ポイント安、0.18%下落)となった。下ヒゲは1143ポイントと長く、底堅い需給を示唆している。

三大機関投資家の売買動向では、合計で353.91億円の売り越し。うち、自己勘定部門が124億円売り越し、信託が127.88億円買い越し、外資・中国資本は357.79億円売り越した。

投資顧問会社は、米イラン間の合意期待や米国株の強含みが台湾株の反発要因になると指摘。一方で、米国の最新雇用統計やCPIの上昇により、連邦準備制度(Fed)の新議長がタカ派的な姿勢を取る可能性への懸念が残る。また、SpaceX、OpenAI、Anthropicなどの大型テック企業のIPOが相次ぐことで、流動性が吸収されるリスクも指摘されている。しかし、チップ、サーバー、エッジコンピューティング機器に至るまで、AI需要は依然として堅調であり、国内資金が低位で買い支えていることから、指数の上昇トレンドは維持されていると分析している。(編集:林家嫻)

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